内容説明
「東ローマ皇帝の夢を南米の火山噴火が挫いた?」「ストラディバリウスを名器にしたのは寒冷な気候だった?」「ナポレオンやヒトラーの進撃を阻んだ大寒波の正体は?」…。氷河期から現代まで、気候が文明や歴史に与えた意外な影響を、40のエピソードで読み解く驚きの文明史。
目次
第1章 現生人類の最初の試練―先史時代(氷期(氷河期)は4回ではなかった
現生人類の最初の試験 ほか)
第2章 海風を待ったテミストクレス―BC3500年~AD600年(サハラの砂漠化とエジプト文明の誕生;紀元前2200年前の干ばつと『旧約聖書』の中のユダヤ人の流浪 ほか)
第3章 京都東山のアカマツ林の過去・現在・未来―700年~1500年(日本と中国での漢字の違いはいつ頃生まれたのか;京都東山のアカマツ林の過去・現在・未来 ほか)
第4章 ストラディバリウスはなぜ美しい音色を奏でるのか―1550年~1850年(民衆を魔女狩りに駆り立てた悪天候;オレンジ公ウィリアムを運んだ「プロテスタントの風」―名誉革命 ほか)
第5章 破局的な自然災害をもたらすもの―1900年~未来(タイタニック号沈没の背景;大寒波で頓座したヒトラーの野望 ほか)
著者等紹介
田家康[タンゲヤスシ]
独立行政法人農林漁業信用基金漁業部長。1959年神奈川県生まれ。81年横浜国立大学経済学部卒。農林中央金庫農林水産金融部部長(森林部門担当部長)を経て、2011年より現職。01年気象予報士試験合格。現在、日本気象学会会員、日本気象予報士会東京支部長、農林中金総合研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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鯖
びっぐすとん
mushoku2006
mahiro