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日経プレミアシリーズ
日本企業は何で食っていくのか

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  • サイズ B40判/ページ数 261p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532262020
  • NDC分類 602.1
  • Cコード C1234

内容説明

政権交代を契機に環境が好転換しつつある日本経済。だが油断してはならない。新たな成長源は、依然として明確ではないのだ!電力生産性、ピザ型グローバリゼーション、複雑性産業など、第一級の経営学者が、日本企業が挑むべき6つの突破口を明示する。

目次

第1章 第三の敗戦
第2章 失われた四半世紀
第3章 電力生産性が産業構造を決める
第4章 ピザ型グローバリゼーションを目指す
第5章 複雑性産業が日本のベース
第6章 インフラ産業の日本、インフラとしての日本産業
第7章 地政学的重心としての中国
第8章 産業科学の重心としての化学
第9章 日本の内なる病
終章 何で食っていくのか、食っていけるのか

著者等紹介

伊丹敬之[イタミヒロユキ]
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。72年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(PhD)。その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。この間スタンフォード大学客員准教授等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

79
自分のような社会保障・労働・雇用から企業を見る人間からすると、筆者の考え方はいまいちピンとこない。製造業が研究開発(複雑性)に特化して生産を海外に出せば、労働生産性(一人当たりの儲け)は上がるだろう。反面、1970年代には1700万人ほどいた製造業の就業者数は1000万人を切っている。製造業の次に労働生産性が高くなりそうな産業(ITソフトウェア・金融技術・AIなど)には一切触れられていない。企業は食えても、人は食えない。サービス業よりも重厚長大の製造業がお好きな方にどうぞ。2016/12/22

Willie the Wildcat

31
背景と現状を踏まえた方向性の提言。各種客観的情報と、時勢を踏まえた主観的な”鍵”。1つ1つの鍵は、(一見当たり前とも感じるが)視点を変えるヒント。特に『インフラ』。「一衣帯水」、同感。GDP電力生産性や相対労働生産性は腹に落ちる一方、経済成長率などは他変動要素の考慮が必要。最大の懸念は、やはりエネルギー政策。未だ迷走中の国家方針。国民を含めたリスク受容と胆の据わったLeadershipが必須・・・。2014/11/24

犬こ

24
シャープ、パナソニックなど日本が強かったエレクトロニクスが総崩れする昨今、今一度、日本各産業の強みを再度見つめ直し、得意技が活きる分野への集中、開発(海外も視野に入れた)、国内で継承すべき技術の蓄積etc・・・産業の空洞化を埋めていく必要性など、筆者の考えに同調しながら読み進めました。日本の産業人口をみると製造が減っているのが気になるところ。ものづくりjapanアゲイン。自分スキルもあげていこう。2016/05/30

izw

21
「日本企業は何で食っていくのか」の答えは、電力生産性で、ピザ型グローバリゼーションで、複雑性産業で、インフラで、中国とともに、化学で、という6つのキーワード。日本には十分ポテンシャルはあるけれども、阻害要因となるのが、平時対応、利害調整、中央志向という3つの病、とのことです。整合性のある統計情報が少ない中、代替情報も活用して根拠を示しています。一般に感じていることをきちんと整理したという意味が大きいし、大きな指針として正しいと思います。あとはこれを参考に日本企業がどれだけ立ち直れるかですね。2015/05/27

ふろんた

15
日本の産業が生き残るための条件は何かをマクロ的な視点で書いてます。自分の 仕事に落とし込める内容ではなかったが、日本経済を支えていくためのインフラの構築は勉強になった。2013/10/22

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