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日経プレミアシリーズ
東日本大震災、その時企業は

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  • サイズ B40判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532261344
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C1234

内容説明

破損した工場、店舗。機能不全に陥ったインフラ。寸断されたサプライチェーン―未曾有の災害に直面したとき、経営トップは、現場の社員は、どう判断し、どう動いたのか。震災後の混乱に立ち向かう企業の姿を、最前線の記者が徹底ルポ。“次”に備えるための知恵がここにある。

目次

第1章 3・11、その時企業は(製造業の「根幹」がストップ;住宅・建設、被害把握を急ぐ ほか)
第2章 生かされた「備え」(日本IBM―4分後に遠隔会議、1時間で状況把握;新日本製鉄・住友金属工業―合併前に二人三脚始動 ほか)
第3章 「生命の基盤」を死守せよ!(通信各社、基地局電源を社員が搬入;コンビニエンスストア―近隣も被災、広域調達へ ほか)
第4章 「ものづくり」は死なず(ホンダ―栃木研究所の機能分散;トヨタ自動車―部品調達に向け総力 ほか)
第5章 分断された「鎖」をつなげ!(宅配便―再開優先、店で手渡し;JR貨物―初の石油専用列車を運行 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

21
当然のことだが、民間企業が自社と下請け等の系列各社に対する震災対応の速さに感心した。そして、ライバル各社への垣根を超えた支援も見られ、日本も捨てたものではないと思う。この震災に、動きが遅いと言われる政府や地方自治体がどのような支援ができるか? 今後も動向を見ていく必要がある。サプライチェーンを支える工場が東北に集中していたことを震災により気付くことになったが、今後も東北地方の復興のため現地を生産拠点とした復興を願いたい。当然災害対策を十分に行うことは言わずもがなであるが。2013/07/01

michi

5
震災が起きてすぐに企業はどう動いたか。現場を把握するために現地に向かう人々、阪神・新潟からの恩返し、ライバル企業どうしの融通。日本の底力、気概を感じた。このスピード感、応用力、政治にないのが残念。つくづく原発事故さえなければと思ってしまう。読んでいる最中、「地上の星」が頭の中で鳴っていた。2011/10/18

ほっそ

3
グーグルのパーソナルファインダーのこと、コンビニ、宅配、ガソリンなど、あの困難な時に、全力を尽くしてくれた方々に感謝です2012/04/20

sasha

2
責任者は大局を判断し、必要なことは現場に委ねる。ライバル関係にある企業同士も連携し、未曾有の大震災の対応に当たる。凄いじゃないか、日本の企業。見習えよ、中央の政と官は。2012/04/26

TSUBASA

2
日経新聞に掲載されたルポルタージュとインタビューを再構成した本。企業が受けた打撃と打った手だてを知っておこうと思って読むことにした。とにかく企業は迷いが無く、素早い行動をしていたことに感嘆した。競争相手と手を組んでサプライチェーンの確保をする自動車業界、採算は考えず復興支援に力を注ぐ諸企業、緊急時にも迅速な判断力を持つ日本企業を見ると、間違いなくこの災害から復興できると思えてくる。(いや、企業としてはこれらの判断って当然なのかもだけど)来年から社会人になる上で、こういうケーススタディもしとくべきですね。2011/07/25

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