出版社内容情報
ロシアVSウクライナ、フランスVSドイツなど、代表的な対立を20とりあげ、その原因や歴史、現在の紛争や国際情勢への影響をひもとく。
内容説明
中東戦争から旧ユーゴスラヴィア紛争、ロシアのウクライナ侵攻まで数々の例が示すように、隣国同士は往々にして仲が悪いもの。国境、資源、民族、宗教などさまざまな理由でもたらされる代表的な20の対立をとりあげ、その経緯や現在にいたる影響をやさしくひもときます。ニュースや国際情勢を読み解く参考書としても役立つ1冊。
目次
ドイツvsフランス―EU牽引役の対立の歴史
オーストリアvsドイツ、フランス―ハプスブルク家が動かしたヨーロッパの歴史
スペインvs地中海世界―「日の没することなき帝国」の盛衰
ロシアvs北欧諸国―バルト海の覇権をめぐる争い
イングランドvsスコットランド、アイルランド―21世紀まで続く分離運動の背景
ユーゴスラヴィアの争い―かつてひとつだった6つの国
ポーランドvsドイツ、ロシア―世界地図から姿を消した悲劇の国家
ロシアvsウクライナ―クリミア半島併合の背景とは
コーカサスvsロシア、トルコ―なぜチェチェン人が、アメリカでテロを起こしたのか
イスラエルvsアラブ諸国―過激組織「IS」は、こうして生まれた
イランvsイラク―「不自然」な国境を持つ2つの国
アフリカの争い―複雑に絡み合う資源・宗教・民族
ロシアvsイギリス、アメリカ、そしてタリバン―アフガニスタンをめぐる「グレート・ゲーム」
ロシアvs中国―ヨーロッパとアジアの境界は、こうしてつくられた
中国vsインドvsパキスタン―ヒマラヤ山脈周辺のイスラムとヒンドゥー
中国vs朝鮮vs日本―「東アジア世界」の誕生と対立
ラテン・アメリカ諸国の争い―インディオ、白人、黒人が混ざり合う独特の世界
太平洋上の争い―列強が地球の裏側まで支配した、帝国主義時代
アメリカvs中米・カリブ海諸国―大国アメリカを隣人に持つ苦悩
著者等紹介
関眞興[セキシンコウ]
1944年三重県生まれ。東京大学文学部卒業後、駿台予備学校の世界史講師となる。2001年に退職し、現在、歴史関係の本の著作・監修を多く行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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