内容説明
「リスクがあっても自己を高めることに躊躇しない」(吉田松陰の実行力)、「組織を強くするのはより下部の者への気配り」(北条早雲の洞察力)、「悔しさを忘れないよう失敗もありのまま記録する」(徳川家康の胆力)―。歴史上の偉人100人が人生の岐路で下した「すぐれた決断(=英断)」を紹介しながら、リーダーに求められる7つのスキルを解説する。
目次
第1章 大局観
第2章 洞察力
第3章 胆力
第4章 責任感
第5章 寛容心・和の心
第6章 発想力・実行力
第7章 敢闘精神
著者等紹介
山内昌之[ヤマウチマサユキ]
東京大学名誉教授・明治大学特任教授。東京大学学術博士。1947年、札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業。カイロ大学客員助教授、東京大学助教授、トルコ歴史協会研究員、ハーバード大学客員研究員、政策研究大学院大学客員教授などを歴任し、93年、東京大学大学院教授に就任。2012年に同大学を退官。専攻はイスラーム史・国際関係史、中東イスラーム地域研究。2006年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
17
△歴史上の人物のやったことを一部知るにはいい本ですが、解釈が強引であり今に反映できない話が多かったです。適正診断も適当すぎるなあと思いました。2022/01/09
マンオブザパラダイス
3
雑学的には参考になる。実用書的にはもうひとつ欲しかったところ。2015/11/02
Yossan
1
戦国時代や明治維新の偉人の言行をまとめた本。勿論、現代では通用しないこともありますが、見習うべきこともありました。各章の終わりの、欠けていた(残念な)人の紹介も面白かったです。2023/04/14
みーの
1
最初の適正診断からリーダーに必要な要素を診断して、その要素を表したエピソードに飛んでいるみたいですが、そんなことをする意味がよくわからなかった。それぞれの言行には含蓄があるのだろうけど、数が多すぎて印象にのこりずらい。もっと各々を深く書いて欲しかったです。2013/06/12
Yoritoku Nakagawa
1
偉人100人のそれぞれの言行には頷くべき点が多々あるものの、それを現代事情に落とし込んでいる点については、監修者のビジネス経験不足が如実に表れていて薄っぺらい感じがする。2013/05/09