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日経ビジネス人文庫
ヘッジファンドの懲りない人たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 557p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532195403
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C0133

内容説明

名門モルガン・スタンレーに30年勤め、同社を率いてきた金融界の大物が、自らの経験と知識を駆使して描いたヘッジファンド業界の内幕。ひとさまのお金を預かる男女の強烈さ、ストレス、弱点、さらには成績に伴う絶望感や歓びが臨場感をもって迫ってくる。多彩な人物像や業界秘話は類書にない面白さだ。

目次

ヘッジホッグの宴
夢見るゴールデン・ボーイたち
石油の空売りで大勝負
根性なしに空売りはできない
さあファンドを売り込め!
全国資金集め紀行
運用開始前夜―甦る悪夢
ヘッジホッグの多彩な面々
長期サイクルという分水嶺
生き残りを賭けた闘い〔ほか〕

著者等紹介

ビッグス,バートン[ビッグス,バートン][Biggs,Barton]
トラクシス・パートナーズ代表。モルガン・スタンレーに30年間勤務。彼が立ち上げた同社のリサーチ部門は世界でも最高水準の評価を受けている。また運用部門の会長を務め、その後同社のトップ・グローバル・ストラテジストに。1996~2003年は毎年、インスティテューショナル・インベスター誌のグローバル・ストラテジスト部門第1位に選ばれている。トラクシスの運用資産額は10億ドルを大きく上回る

望月衛[モチズキマモル]
大和投資信託審査部。京都大学経済学部卒業。コロンビア大学ビジネススクール修了。CFA、CIIA(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ichiro-k

4
タイトル通りの懲りない輩達の「自己陶酔ヨタ話」満載。踊らされた強欲投資家に同情の欠片も感じない完全な駄本。2010/05/19

駒場

3
日本の不動産バブル崩壊やアメリカのITバブル崩壊、果ては美術品投資まで網羅したエッセイ。ヘッジファンドマネージャーとしてガンガン稼いだ俺!みたいな本ではなく、むしろ、相場の上がり下がりで一喜一憂し、夜中までオフィスにおり、休日もポジションのことで頭がいっぱいで、大幅な損失で顔面蒼白、鬱になった上に尻拭いは配偶者がやってくれる……みたいなヘッジファンドの闇が描かれている点がすごい。他人の金でやるギャンブルとはいえ、それでも常に平静でいるにはかなりの胆力を要求されるんだな2022/03/03

Humbaba

3
ヘッジファンドで成功するためには,普通では駄目である.例え失敗したとしても,それを取り返すためにさらに大きな勝負にでる.ひとつの失敗に懲りないのが,これらの場所で働く人の良さであり,同時に悪さでもある.2010/11/29

魚の骨

1
経済オンチの自分には用語がとても難しかったが、そんな読者でも面白く読めるようにドラマ仕立てのエピソードで構成されていた。所々に著者の投資に対するポリシーが感じられる。この本でとても残念なのはリーマン・ショック前の2006年に書かれたということ、更に残念なのは2012年に79歳で亡くなっていること。2016/08/25

葵堂

1
表現的に物凄く冗長かつアメリカンジョークが巧みに組み込まれた著作なため、読み物としての面白さとヘッジファンドという存在について知らせてくれる学習要素が混ぜこぜになりすぎて、なんかこう、中途半端である。面白かったし勉強にもなったが途中で疲れ果ててしまった。2014/08/11

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