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日経ビジネス人文庫
女優の運命―私の履歴書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 487p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532193751
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0123

内容説明

東山千栄子、水谷八重子、杉村春子、田中絹代、ミヤコ蝶々―。様々な境遇から這い上がり、人生の荷をたくさん背負いつつも、最後まで芸一筋に生きた彼女たちがつかんだ幸せとは。人生を舞台に「女の一生」を演じた昭和の大女優五人の鮮烈なる生涯を収録。

目次

私の履歴書 東山千栄子(司法官の娘―佐倉藩の城代が先祖;父の転任―思い出す仙台の寒さ ほか)
私の履歴書 水谷八重子(薔薇好き―弱そうで強いから…;初舞台―島村先生のおめがね ほか)
私の履歴書 杉村春子(役者冥利―「女の一生」に深い愛着;声楽家への夢―三浦環にあこがれる ほか)
私の履歴書 田中絹代(女優生活五十年―映画を夫として選ぶ;ふるさと下関―父の味知らずに育つ ほか)
私の履歴書 ミヤコ蝶々(芸一筋七十年―笑いと涙の女の一生;東京生まれ―実家は下町の家具店 ほか)

著者等紹介

東山千栄子[ヒガシヤマチエコ]
1890年千葉市生まれ。結婚後36歳で女優を志し、築地小劇場の研究生となる。1944年俳優座結成に参加、看板女優として活躍。80年逝去

水谷八重子[ミズタニヤエコ]
1905年東京神楽坂生まれ。芸術座で、新劇の子役として出発、のち新派に加わる。花柳章太郎亡きあと新派を支え、演劇界を代表する女優の一人となった。79年逝去

杉村春子[スギムラハルコ]
1906年広島市生まれ。27年、築地小劇場の研究生となる。文学座創立メンバー。「女の一生」で布引けいを演じ、第1回芸術院賞を受賞。97年逝去

田中絹代[タナカキヌヨ]
1909年山口県下関市生まれ。24年、松竹下加茂撮影所に入所し、「元禄女」でデビュー。生涯250本余りの映画に出演し、6本の映画を監督した。77年逝去

ミヤコ蝶々[ミヤコチョウチョウ]
1920年東京小伝馬町生まれ。7歳の時、一座を結成、初舞台を踏む。「夫婦善哉」は20年も続いた長寿番組。2000年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gen Kato

1
本人が語る形式なので実録としては弱いかなあなどと思いながら読みはじめたのですが、とんでもなかった。ことにミヤコ蝶々氏の壮絶さたるや…  東山千栄子、杉村春子両氏は生きた日本新劇女優史、水谷八重子氏は新派、田中絹代氏は映画女優史と、それぞれの生きざまが文化史に重なって圧巻です。2014/08/05

にやり2世

0
女優が自分で自分の半生を語るいい本だー。杉村春子の写真を見るだけであのすんばらしいしゃべりが浮かぶ。映画じゃなく舞台を見てたらそのすごさをもっと感じられたのか。田中絹代のアメリカかぶれの真相、今の日本でも同じ批判がありそうだな思うと民度が成長しない国なのかも。2021/08/31

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