日経ビジネス人文庫
V字回復の経営―2年で会社を変えられますか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 458p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532193423
  • NDC分類 335
  • Cコード C0134

出版社内容情報

変化しない組織は滅びる。ビジネス人は、変革を主導する「変革力」と多様なメンバーをまとめる「リーダーシップ」を持て。変革リーダーに求められるメンタルセットとスキルセット、現場から得た実践ノウハウを解説。

内容説明

「2年で黒字化できなければ、退任します」―。戦略的なアプローチと覚悟(高い志)を武器に不振事業再建に取り組む黒岩莞太は、社内の甘えを断ち切り、業績を回復させることができるか。実際に行われた組織変革を題材に、迫真のストーリーで企業再生のカギを説いたベストセラー。

目次

プロローグ 不振事業をいかに蘇らせるか
第1章 見せかけの再建
第2章 組織の中で何が起きているか
第3章 改革の糸口となるコンセプトを探す
第4章 組織全体を貫くストーリーをどう組み立てるか
第5章 熱き心で皆を巻き込む
第6章 愚直かつ執拗に実行する
エピローグ 事業変革の成功要因

著者等紹介

三枝匡[サエグサタダシ]
1967年一橋大学経営学部卒業後、三井石油化学を経てボストン・コンサルティング・グループ勤務。75年スタンフォード大学でMBA取得後、30代から経営の実践に転じ、赤字会社再建やベンチャー投資など三社の代表取締役を歴任。86年、株式会社三枝匡事務所を設立。上場会社ないし同等規模の企業を対象に不振の事業部・子会社の再建支援を行うターンアラウンドスペシャリストとして活動する他、数社の社外取締役や監査役なども務めていた。現在、株式会社ミスミグループ本社(東証一部上場)代表取締役・CEO。一橋大学大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

92
単なる理想論ではなく、combinativeノンフィクションに基づいた現実論が読み手に勇気と重みを与えます。改革派と抵抗派の両者のインタビューが記載されているのはとても貴重だと思いました。この先、当方は何度も読み返すことになりそうです。良書。2018/12/09

またおやぢ

46
再読。ビジネス・ターンアラウンドのケーススタディを、様々なフレームワークを開示しながら整理してあるのが興味深い。めざすべき場所とその理由を詳らかにし、現状を強烈な反省をもって振り返り、自らが信じる”あるべき姿”と、現実のギャップに対してゼロベースで打ち手を搾り出すプロセスにはヒリヒリとした熱量を感じる。そして重要なのは、その活動の主体となるのはやはり「人」でるという事。個々人のリーダーシップとオーナーシップを喚起し、統合し、結果に結びつけることができるか。組織として結果を出すことの醍醐味を再認識する一冊。2016/11/04

もりやまたけよし

44
経営コンサルタント三枝さんの経験から、経営不振企業の立て直しの実例物語。すべてこんな風にうまくいくといいのですが、あとがきにあるように失敗もたくさんされてるようです。実際はストレスの多いタフな現場だと推察されますが、そこの部分は割愛されているように見えます。多くの失敗例こそ三枝さんの財産のように思えます。2017/02/27

T2y@

41
今年のベスト1候補。 著者:三枝氏が実経験した複数の企業再建をベースにした半フィクション。 故に、ビジネス書的なノウハウと、小説の様な人間ドラマとで、夢中で読み進めた。 まとめにある『不振事業の症状50』に頷き、『改革を成功へ導くための要諦50』を反芻する。 結局はやはり「人」なんだなあと。改革する側も、ネガティヴに見ている側も。2016/11/28

KEI

35
3作目。会社の事業再生のノウハウが書かれている。池井戸潤の小説に比べるとやはりリアル。上場企業でも負の原因を内部で特定して改善していくのは難しいんだなと思いました。またいつか再読しよう。2024/01/15

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