日経ビジネス人文庫
ジャック・ウェルチわが経営〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 426p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532192884
  • NDC分類 335.04
  • Cコード C0134

内容説明

「これは教養集でもなければ、経営の指導書でもない。私が書いたのはこれまでの日々の積み重ねから生まれてきた哲学だ」選択と集中、フラット型組織、学習する組織、ワークアウト、シックスシグマなど、世界の企業経営をリードするアイデアを次々と生み出したウェルチ。20世紀最高の経営者が「会社を変えるとは何か」を明らかにする。

目次

第3部 試練の波(慢心;GEキャピタル―成長の原動力;NBCと電球の融合;戦うに敏、退くに敏)
第4部 流れを変えるイニシアチブ(グローバル化;サービスの拡大;シックスシグマ;Eビジネス)
第5部 過去を振り返る、未来を見つめる(「お引きとりを、ミスター・ウェルチ」;CEOという仕事の本質;ゴルフについてひと言;「ニュー・ガイ」)

著者等紹介

ウェルチ,ジャック[ウェルチ,ジャック][Welch,Jr.,John F.]
1935年11月アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。マサチューセッツ大学卒業後、イリノイ大学大学院で化学工学専攻、Ph.D取得。1960年GE(ゼネラル・エレクトリック)入社。すぐに頭角を現わし、1968年に最年少ゼネラル・マネジャーに就任。1973年グループ・エグゼクティブ、1977年セクター・エグゼクティブをへて、1981年4月、GE会長兼CEOに就任。以来、21年にわたり、GEの変革に取り組む。強烈なリーダーシップを発揮、選択と集中、フラット型組織、学習する組織、境界のない組織、ワークアウト、シックスシグマ、サービス重視など、世界の企業経営をリードするアイデアをつぎつぎと生み出し、並はずれた実行力によって巨大企業をスリムで世界的視野をもつ収益性の高い組織に変えていった。産業界、メディアから、20世紀における最もすぐれた経営者として称賛されている。2001年9月、後事をジェフ・イメルトに託し、会長兼CEOを退任

バーン,ジョン・A.[バーン,ジョン・A.][Byrne,John A.]
『ビジネスウィーク』誌シニア・ライター

宮本喜一[ミヤモトヨシカズ]
翻訳家。奈良市生まれ。1971年一橋大学社会学部、1974年同経済学部卒業。ソニー、マイクロソフト勤務を経験、翻訳のほか著述もこなす
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

383
GEの会長職を退くまでに着手した様々な企業改革、制作について長々と述べられているが、ごく一般の社会人である私がそこから得られた教訓は著者が折に触れて繰り返してきた次の言葉に集約される。それは「早くしろ」ということ。ウェルチは自分の過去を振り返り、「遅すぎたと後悔したことは何度もあったが、『早すぎた』と公開したことは一度もない」という旨を述べている。そしてもうひとつは、部下を切り捨てるという非常に強い決断力を有することを成し遂げることの大切さ、だろうか。2016/12/12

手押し戦車

9
買収による市場制覇と組織改革による小規模と大規模の融合。買収を繰り返し拡大する組織管理階層の簡素化を進め、社員の創造性と意欲を解放し、価値創造を金額ベースで表示し、成果を目で見えるような仕組みにし、それを製品やサービスの質の向上に向ける努力を怠らず継続する。自ら学習し進化して行く組織は水の様な動きで変幻自在。完了的な階層が増えると人が仕事を作り仕事が人を要求し組織は肥大化し価値を生まなくなる。お見合い相手を探す様に事業を売却や交換する決断と実行はすごい。捨てる勇気は新しい事を始めるより勇気の要る事だ2014/11/06

Keizy-soze

6
夏休みの課題図書。 定期的に何回か読む名著。 上巻は彼の自伝に対して 下巻は彼の経営判断にフォーカスして会社の事業にシフトしている。 GEのコアコンピタンスである「シックスシグマ」 が詳しく書かれてたり、大型M&A案件や 彼のCEOとしてのエッセンス、 次のCEOを3人の最終候補者からジェフ・イメルトを 選ぶまでの過程など結構スリリングな部分。 旅先でゆっくり考えながら読むには丁度良い濃さの大好きな本です。 2015/07/23

Akitoshi Maekawa

4
下巻も読了。仕事に命を吹き込むのは優れた人材であり、優れた戦略ではない。人にすべての着眼点をおいているのは、企業サイズから考えても凄い事ではないかと思う。M&Aされた方が従業員も幸せかも知れない、とはその通りなのかも。戦略・数字・指標がぐるぐる綺麗にまわり、その根幹に人がある、というのはデザインとして非常に整っているように感じる。「CEOという仕事の本質」という一章は折に触れて読み返したい。「グローバルな企業など無い。事業がグローバルなのだ」は学生にもちゃんと伝えたいな。2014/05/27

おーしゃん

3
正直に感想を書く。ジャック・ウェルチは、余りに子供っぽい。出しゃばりで、いつでも一番になりたくて、周りを巻き込んで自分がいつも頂点でありたい。そんな印象を受けた。4人の子供を育て上げた挙句、疲れ果てて離婚した元嫁には殆ど謝辞を述べず、自らのパートナーとして常に振る舞ってくれた現在の妻には最大限の謝辞。しかし彼は一方で、当代随一の経営者である事は間違いない。それは、GEという超巨大企業を、高校のアイスホッケー部と同じノリで動かしてきた、その恐るべき異能の故である。子供の様な無邪気さと高潔な経営力。興味深い。2011/05/13

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