日経ビジネス人文庫
クルーグマン教授の経済入門

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 434p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532192020
  • NDC分類 331
  • Cコード C0133

出版社内容情報

双子の赤字、為替レートなど米国経済の動きと実際の政策を絡めつつ「重要なのは生産性と所得配分と失業だけ」と明快に解説。経済政策を見るための視点を教える。不況に喘ぐ日本の取るべき道にも言及。参考になる。

内容説明

楽しくわかりやすいユニークな著作で知られる、ノーベル経済学賞・最有力候補、初の決定版テキスト。アメリカが抱える経済問題を素材に、舌鋒鋭く「俗説」を斬り捨て、その成功と失敗の本質を解説。番外編「日本がはまった罠」を加え、読みやすいくだけた訳文でも話題となったベストセラーを文庫化。

目次

第1部 経済のよしあしの根っこんとこ
第2部 相も変わらぬ頭痛のタネ
第3部 政策問題
第4部 砂上の楼閣ファイナンス
第5部 アメリカの未来
番外編 日本がはまった罠

著者等紹介

クルーグマン,ポール[クルーグマン,ポール][Krugman,Paul]
プリンストン大学教授。1953年、ニューヨーク生まれ。大統領経済諮問委上級エコノミスト、スタンフォード大学教授、マサチューセッツ工科大学教授などを歴任。世界銀行、EC委員会などの経済コンサルタントを務める。収穫逓増に基づく新貿易理論の旗手として知られ、通貨理論や、インフレ期待による日本景気回復策などで世界の注目を浴び続ける。近年はブッシュ政権批判の名コラムニストとしても有名

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年、東京生まれ。東京大学大学院修士課程およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修了。大手シンクタンク勤務の傍ら、広範な執筆活動と各種翻訳を手がけ、ウィリアム・バロウズの紹介者としても知られる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

17
ということでクルーグマンせんせの邦訳。山形の口語訳なんで許せねぇ!って人もいるみたいだけど、クルーグマンせんせの英語読むとこう訳すしかねぇだろ?って思うので、この辺は無問題というか(笑)。経済入門と称して経済学用語解説になっちゃってる本が多い中確かにちゃんと経済の事を解説してて楽しい一冊。で、山形もあとがきで書いてる通りに色々と目から鱗になると思う(久々に読み返してみてもあー確かにってのがあるから忘却とは恐ろしい)。(続2013/12/03

白義

8
毎日毎日世間を騒がせる経済ニュースにおろおろせず、経済の「肝心なこと」を学ぶのに最適なのがこの本。経済って、要は生産性と所得分配と失業ってのが一番大事で、その他の全部は華やかに見えてもこの三つとどこでどう関わるかという話に過ぎないということ。つまり、成長してお金を配って、まあインフレにならない程度に失業をなくせばそれで万々歳。でもそのためにできることや必要なことって案外ちっさかったりまだまだわからなかったりするし、皆が騒ぐニュースだって、だいたいはその良し悪しを極端に誇張されている2013/03/28

まも

3
現在進行形の日本で起こっているアベノミクスを予言というよりも、アベノミクスの元ネタともいえるクルーグマンの迷訳、いや名訳。原著の軽快な文体を模したというその訳は、訳者のいうお堅い学者さま(池田せんせはきもちわるいと吐き捨てていたw)には嫌われるが、素人には確かに読みすいしわかりやすく、経済の本なのにおもしろい!←重要。流動性の罠から抜け出すにはインフレにする!と強く宣言して対策を取るというのは、今まさに実施されており、半年たらずで日経平均が1.5倍以上になるという効果が出ているのは驚きとしかいいようがない2013/04/11

hirooo

2
山形氏の翻訳によるくだけた文体が楽しい一冊。しかし、扱われてる内容のレベルは決して低いものではなく、この本から実際に「入門」するのはたぶん無理。特に、最終章「日本がはまった罠」は初学者にはちんぷんかんぷんだろう。おそらく、大学でマクロ経済学をかじったけどわからなかった、またはつまらなかったという人や、新聞の経済面を定期的に読むなりしていて最低限の経済のタームに精通してるが本当のところはよくわかってないな自分、という人にはうってつけ。一定の知識や問題意識があれば非常に分かりやすく楽しく、本当の最高の本2009/07/01

aquirax_k

2
これは絶対すべての人間が読んだ方がいい。基本的な部分は今でもまったく変わってない。社会人になる前にどうぞ。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/375714
  • ご注意事項