日経ビジネス人文庫 人はなぜお金で失敗するのか

ベルスキー，ゲーリー〈Ｂｅｌｓｋｙ，Ｇａｒｙ〉/ギロヴィッチ，トーマス【著】〈Ｇｉｌｏｒｉｃｈ，Ｔｈｏｍａｓ〉/鬼沢 忍【訳】

日経ＢＰＭ（日本経済新聞出版本部）（2003/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 295p／高さ 16cm
• 商品コード 9784532191979
• NDC分類 338.12
• Cコード C0133

出版社内容情報

知らず知らずのうちお金で損してしまう人間の思考様式を、行動経済学を用いてジャーナリストと心理学者が説き明かす。投資やギャンブルなど様々なエピソードを紹介、お金の罠にはまらない心得が楽しく学べます。

内容説明

知らず知らずのうちお金で損してしまう人間の思考様式を、ジャーナリストと心理学者が説き明かす。身近な買い物、株式投資、賭け事など様々なエピソードから、お金の罠にはまらない心得が楽しく学べる。ノーベル経済学賞をとった最新理論・行動経済学の画期的入門書。

目次

プロローグ　賢いはずのあなたがなぜ無駄づかいするのか
１　「心の会計」
２　五十歩百歩
３　正体のわかっている悪魔
４　数字への無関心
５　錨をあげる
６　自尊心の落とし穴
７　それは噂で聞いた
エピローグ　それでどうなるのか

著者等紹介

ベルスキー，ゲーリー［ベルスキー，ゲーリー］［Ｂｅｌｓｋｙ，Ｇａｒｙ］
１９８３年ミズーリ大学卒。９１年から９８年まで『マネー』誌の記者をつとめ、個人の資産運用全般を担当。ＣＮＮの「あなたのお金」という番組にレギュラーコメンテーターとして出演、ＡＢＣの「グッドモーニングアメリカ」にもたびたび寄稿。『ＥＳＰＮマガジン』編集長

ギロヴィッチ，トーマス［ギロヴィッチ，トーマス］［Ｇｉｌｏｖｉｃｈ，Ｔｈｏｍａｓ］
１９７６年カリフォルニア大学卒。８１年スタンフォード大学で博士号取得。現在、コーネル大学心理学教授。日常の推論と意思決定、人間の判断の間違いやすさについて研究している

鬼沢忍［オニザワシノブ］
１９６３年生まれ。翻訳グループ牧人舎で、『権力に翻弄されないための４８の法則』（Ｒ・グリーン、Ｊ・エルファーズ）、『「大崩壊」の時代』（Ｆ・フクヤマ）等の翻訳に参加し、現在にいたる
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[pyonko]

面白かったがここに書かれていることを、果たして活かすことができるのだろうか。

2016/02/03

[Tomohiro_Y]

行動心理学の入門書。投資家にはなじみの深いプロスペクト理論、損失の嫌悪による損切りの難しさ等が中立的な意見で書かれているのがいいです。投資本を読んで違和感を感じていた方は、こちらを一読することをお勧めします。下手な投資本のメンタルアドバイスを真に受けるよりかは、よりより情報が得られます。 一般的に人に触れる職業、営業やマーケティング業では戦略を練るという点で必要な知識でしょう。触れられる側の人間には黙っていたいことかもしれませんがｗ

2014/02/15

[あのあの]

★★★★☆：行動経済学の入門書。分かりやすい例で、多くの不合理な行動を解き明かしている。陥りやすい間違いの対処方法を提示していることもポイントが高い。特にエピローグはたまに見直して、自分の行動を確認したい。

2013/06/22

[17時のチャイム]

群集心理など、心理面から、 なぜお金で失敗するかを分析されていて面白いだけでなく、読みやすい。 私は、ランプの購入についての考察が、 まさに、私の普段の行動に当てはまっていましたが、 みなさんも、なにがしかひとつかふたつは当てはまることがあすはずです。 この本を読めば、 「お金の失敗が完全になくなる」わけではないでしょうが、 大怪我を予防するには最適な本に間違いありません。

2014/10/09

[南無三]

普段の自分の思考にどれだけ多様かつ多層的にバイアスがかかっているかに気付かされる。定期的に読み返したい。

2017/05/08