日経ビジネス人文庫
新しい中世―相互依存深まる世界システム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532191733
  • NDC分類 304
  • Cコード C0131

出版社内容情報

国境が薄れ「新しい中世」へ向かう先進諸国、なお国民国家たらんとする中進国、存亡の危機にあるアフリカなど貧しい国々――。冷戦後の世界の枠組を独自の視点で分析したサントリー学芸賞受賞の名著、待望の文庫化。

内容説明

相互依存が進む世界はどこへ向かうのか。ヨーロッパ中世になぞらえた「新しい中世」の概念で、冷戦後の世界システムを構想。世界の国々を、国境が薄れた「新中世圏」、国民国家たらんとする「近代圏」、秩序が崩壊した「混沌圏」の3つに分類し、移行期の世界を独自の視点で鋭く分析する。

目次

第1章 冷戦とは何であったか
第2章 ポスト冷戦
第3章 アメリカの覇権とは何か
第4章 ポスト覇権
第5章 相互依存が進む世界
第6章 制度化する相互依存
第7章 現在の世界システムは「新しい中世」?
第8章 三つの圏域の相互作用
第9章 アジア・太平洋―「新しい中世」と「近代」の対決
第10章 日本は何をすべきか
文庫版のための補章 九・一一事件後の世界を読む

著者等紹介

田中明彦[タナカアキヒコ]
東京大学東洋文化研究所教授。1954年生まれ。77年東京大学教養学部卒業、81年マサチューセッツ工科大学でPh.D(政治学)取得。84年東京大学教養学部助教授。同大学東洋文化研究所助教授を経て現職
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