日経ビジネス人文庫<br> 良い経済学悪い経済学

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日経ビジネス人文庫
良い経済学悪い経済学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532190101
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C0133

内容説明

「国と国とが競争をしているというのは危険な妄想」「第三世界の成長は第一世界の繁栄を脅かさない」―いま最も注目される経済学者が、巷にはびこる経済学的俗説を一刀両断!アジアの経済危機を予言した話題の論文「アジアの奇跡という幻想」も収録。

目次

1 ゼロ・サム社会の幻想(競争力という危険な幻想;反論に答える;貿易、雇用、賃金 ほか)
2 良い経済理論と悪い経済理論(アメリカの競争力の神話と現実;経済学の往復外交―ローラ・ダンドレア・タイソン著『誰が誰を叩いているのか』書評;大学生が貿易について学ばなければならない常識)
3 新興経済圏(常識への挑戦;NAFTAの実体;アジアの奇跡という幻想)
4 技術と社会(技術の復讐;世界経済のローカル化)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

65
ポール・クルーグマンの雑文集。「雑文」といっても権威ある雑誌に 投稿した記事とか、講演で話した内容にもとづいてまとめられた文章のことです。経済学の知識体系としてみたらバラバラということです。この方の考え方を体系だって知りたかったら、クルーグマンマクロ経済学 を読めば分かると思います。2013/07/17

さきん

12
競争を煽る国際経済学者を批判し、内需が大きいアメリカと日本の経済成長には生産性の向上が必要と説いている。1997年の本で、ちょっと古い。日本が現在、研究投資を積極的におこなっているがこれは正しいと言える。2016/05/18

中島直人

10
競争力、グローバル化と言った日々目にするキーワードについて、まさに目から鱗の解説がなされている。アジア経済危機ばかりでなく、トランプ政権をも予見している先見の明は凄い。経済学に対する見方が、良い方向に劇的に変わる。2018/10/21

Satoru Yamaoka

3
様々な例を挙げて経済学における様々な理論の矛盾を説いている。難しい....マクロミクロをもう一度勉強した後に読み直したい2012/12/07

紙魚

2
12章「技術の復讐」における、高技術労働者だけ高給を得るというトレンドの果てが、テクノロジによって強化された普通の労働者の復権に行き着くかもしれないという予想が、Uberなどを連想させて面白い。2020/10/26

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