デジタル・ゴールド―ビットコイン、その知られざる物語

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デジタル・ゴールド―ビットコイン、その知られざる物語

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  • サイズ B6判/ページ数 474p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532176013
  • NDC分類 338
  • Cコード C3033

出版社内容情報

通貨の歴史を変える大発明か、ただの「まがいもの」か。ビットコインをめぐる狂騒を追った、NYタイムズ記者による渾身のルポ。各紙誌で絶賛の嵐!

「サトシ・ナカモトをはじめとする『ビットコインの神』たちが織りなす壮大な物語は、非常に読み応えがある」
──「フィナンシャル・タイムズ」書評

「驚くべき真実だ……」
──『スティーブ・ジョブズ』著者 ウォルター・アイザックソン

本書は、ニューヨークタイムズ記者である著者が、2009年から2014年にかけて世界中のビットコイン関係者に直接取材し、そのブームの実相について掘り下げたルポルタージュだ。

「サトシ・ナカモト」氏の論文に最初にコメントをつけた人物、ビットコイン信者たち、マウントゴックス関係者、キャリアを捨てて「マイニング(採掘)」に賭ける金融エリートたち──ビットコインの周辺では次々に事件が起こり、さまざまな登場人物が入り乱れている。それらを丹念に解きほぐし、読み応えのあるストーリーにまとめあげた。

ビットコインのしくみの全容、ブロックチェーンの進化についても時系列に沿って丹念に解説しており、今後の応用について考えたい専門家やネットビジネス関係者にとっても、貴重な資料となるはずだ。



 第1部
第1章 二〇〇九年一月一〇日

第2章 一九九七年

第3章 二〇〇九年五月

第4章 二〇一〇年四月

第5章 二〇一〇年七月一二日

第6章 二〇一〇年九月

第7章 二〇一一年三月一六日

第8章 二〇一一年六月一九日

第9章 二〇一一年七月

第10章 二〇一一年九月

第11章 二〇一一年一一月

 第2部
第12章 二〇一二年二月

第13章 二〇一二年五月

第14章 二〇一二年八月

第15章 二〇一二年一〇月

第16章 二〇一二年一二月

第17章 二〇一三年一月

第18章 二〇一三年二月

第19章 二〇一三年三月

第20章 二〇一三年三月(二)

第21章 二〇一三年四月一一日

第22章 二〇一三年六月

 第3部
第23章 二〇一三年八月

第24章 二〇一三年九月三〇日

第25章 二〇一三年一〇月

第26章 二〇一三年一一月一八日

第27章 二〇一三年一二月七日

第28章 二〇一四年一月二〇日

第29章 二〇一四年二月

第30章 二〇一四年三月六日

第31章 二〇一四年三月二一日

ナサニエル・ポッパー[ナサニエルポッパー]
ピッツバーグ育ち、ハーバード大学卒業。ロサンゼルス・タイムズ記者などを経て現職。ウォールストリートとシリコンバレーについて横断的な知識を持っている。

土方 奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家
日本経済新聞記者を経て、2008年より翻訳家として独立。主な翻訳書に『サイロ・エフェクト』『How Google Works』『ライク・ア・ヴァージン』『グーグル秘録』『TED 脅威のプレゼン』など

内容説明

ブロックチェーンを生み出した謎の“日本人”。政府やウォール街に戦いを挑もうとした理想主義者たち。違法薬物取引市場の決済に利用し、ネット最大の闇サイトに育て上げた青年。「デジタル・ゴールド」のポテンシャルに目を付けたシリコンバレーの起業家・投資家たち―「世界を変える一大発明」か「まがいもの」か。ビットコイン揺籃期の狂騒を、鮮やかに描く!NYタイムズ記者による驚愕のルポ!

目次

第1部(二〇〇九年一月一〇日;一九九七年;二〇〇九年五月 ほか)
第2部(二〇一二年二月;二〇一二年五月;二〇一二年八月 ほか)
第3部(二〇一三年八月;二〇一三年九月三〇日;二〇一三年一〇月 ほか)

著者等紹介

ポッパー,ナサニエル[ポッパー,ナサニエル] [Popper,Nathaniel]
ニューヨーク・タイムズ紙記者。金融とテクノロジーが交差するフィンテック関連分野にくわしい。ピッツバーグ育ち。ハーバード・カレッジを卒業後、ロサンゼルス・タイムズ勤務を経て、現職。現在は家族とともにブルックリンに住む

土方奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家。日本経済新聞、日経ビジネスなどの記者を務めたのち、独立。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飯田健雄

32
面白かった。ビットコインは、国際通貨になる確率が高いことも理解できた。通貨の信用度が極端に低い国(悪性インフレで悩む国)や国際出稼ぎ労働者が手数料を取られないこと等々、利点が多い。後は、透明性、セキュリティの問題をクリアしていけば、我々も、ちょっとビットなコインBitcpoin)も持つことが可能になるでしょう。2017/01/24

ショア

17
図書館本。この本からはじまった。MTGOXの由来(とあるカードゲームのオンライン交換所)とかウィンクルボス兄弟とかロジャーバーとか知れて良い。個人的にデジタル・ゴールド否定派だが今後どこまで価値の保存ができるか経過観察。壮大な社会実験である。2017/08/05

EnJoeToh

10
i) 面白い。 ii) 東京がすごくチバシティ。2016/09/30

はりねずみ

8
ビットコインが開発されてから10年たった。仮想通貨が投機以外の目的でも徐々に受け入れられはじめている。本書は、サトシナカモトが論文を発表してから、ビットコインを今日まで支えた人達の物語だ。社会システムをガラリと変えうる革新的なビットコインには、既得権益が破壊されるのを恐れる人々から敵視された。麻薬売買やマネロンなどの違法行為に実際に使われもした。それでもビットコインの魅力に取り憑かれたエンジニア、起業家、投資家らが、この革新を生存させようと未来のために働いた。仮想通貨の可能性を隈なく網羅した良書。2018/06/02

おおとろ

7
☆☆☆☆☆ 再読2022/02/09

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