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秀吉の枷〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532170707
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ベストセラー『信長の棺』の著者による、書き下ろし第二作が早くも登場!
豊臣秀吉の波乱の生涯をリアルな筆致で書き尽くす本格歴史エンターテイメント。
──人たらしの天下人が最期に見た悪夢。

内容説明

比類なき軍事・政治手腕と財力を武器に天下を平定。官位も最高位に上りつめながら、独裁を強めた晩年は横暴で奇矯なふるまいへ。ついに人心は離れていく―そこにあるのは覇者の驕りか、後継不在への焦りか、それとも…桜花のように儚き栄華。豊臣秀吉の最期、物語は衝撃の結末を迎える。

著者等紹介

加藤廣[カトウヒロシ]
1930年東京生まれ。新宿高校から東京大学法学部に学ぶ。中小企業金融公庫京都支店長、調査部長を歴任。山一証券に転じ、同経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師など。2005年に『信長の棺』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかは

37
もうまるで、修行のような読書時間だった。今まで抱いていた秀吉やおねとはだいぶ印象が違う。でも、やっぱり秀次の件はひどい。あんまりなすれ違いと誤解。こんなに後継者で悩むのなら天下などとらない方がよかったのでは。朝鮮出兵も明が目的ならば、到底かなう相手ではなく、なんか太閤になってからの秀吉は苦悩してばかりのような気がしました。信長の件に関わった前野将右衛門に対してもあんまりじゃないか。後で悔いてもどうにもならない、そんなことの連続だった。2016/08/19

もりやまたけよし

31
小田原以降の秀吉って、もう理解不能です。秀次や茶々のことは、あまり納得できませんし。朝鮮の役あたりの背景なんかも歴史には理解できないことばかりです。これに挑んだ意欲作でした。2017/09/21

さいたまのたぬき

14
上巻からの続き。 いよいよ天下人となり順風満帆なように見える秀吉。 しかし前作信長の棺からの謎である 信長の遺体・遺骨が見つからないために おこる数々の疑心暗鬼。 さらに子供が生まれぬことによる 焦りと淀の方の陰謀 上巻の天下取りに向かう元気はつらつとした 秀吉と比べると 迷い、苦しむ秀吉の姿が痛ましい。 そしてこの一連の物語にはっきりとはしないが ちらりちらりと見せる怪しい影・・・ 2014/12/30

藤枝梅安

13
下巻は史書に残された秀吉の行動を少しずつ列記し、それに解説を加えていく形で話が進んでいく。小説というより解説書の趣がある。秀吉の枷・・・この本で描かれている秀吉の「枷」は大きく分けると3つ。第一の枷は出生と幼少時の負い目。そして密かに抱き続けた自分の家系への誇り。負い目と誇りとが屈折した少年時代を形成していったという視点。2009/11/29

ハッチ

10
★★★☆☆秀吉ものをたくさん読んできたせいか、少し飽きた。あまりミステリー要素はないが、歴史ものが好きな方はシリーズ全部読んでもいいと思う。2014/06/27

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