信長の棺

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  • サイズ B6判/ページ数 423p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532170677
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

本能寺の変後、信長はどこへ消えたか―。光秀謀反にちらつく秀吉の陰謀。阿弥陀寺の僧侶が握る秘密の鍵。そして、主人公・太田牛一が最後につかんだ驚愕の事実とは。日本史最大の謎に挑んだ本格歴史ミステリー。

著者等紹介

加藤広[カトウヒロシ]
1930年東京生まれ。新宿高校から東京大学法学部に学ぶ。中小企業金融公庫京都支店長、調査部長を歴任。山一証券に転じ、同経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師など。東洋経済新報社、プレジデント社、日刊工業新聞などから多数の経済、経営書を刊行し、広く講演活動も行う。十数社にのぼる中堅企業、ベンチャー企業の経営の指導で高い評価を受ける。小説『信長の棺』で作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかは

47
最後までが長かった。あの信長から預かった木箱の中身はなんだろう?とそればかりを支えにして読み進めた。ラストの種明かしは面白い。確かに面白い。でも、それまでが長すぎた。信長びいきの私としては許せん〇〇。興味深いので、他のも読んでみます。2016/07/08

つーこ

42
謎だらけで、いろんな説のある本能寺の変。今回は信長の祐筆だった太田牛一目線で描かれており、この展開もなかなか興味深かく、しかもラストは「なるほどね〜。それもまた、ロマンだな〜。」って感慨に浸ってしまう程面白かった。そしてそして、牛一が心底信長を慕っていたんだなという思いと、ラストの優しさ溢れる信長の一言が心に染みた。2014/12/21

GaGa

41
加藤廣氏の処女作。前に数冊読んだが、この人の小説は独特の言い回しがあって、とても読みにくい。さらに本作は処女作とあって尚更読みにくかった。歴史的な一つの考えとしては面白い。なので、高村薫さんのように加筆訂正して再出版して欲しい(文庫化でなされていたらすみません)2013/05/22

can

40
本能寺の変の後、消えた信長の遺体の謎を追う物語。主人公が信長に仕えていた実在の「物書き」というのが面白い。その筋書きは素直になるほど、となります。準備が大変だったろうなあ。タイトルの「棺」の意味もニクイ!ちょっとショックだったのは秀吉の悪く描かれよう。非道!しかも全然死なない!信長もひどいけどね。その中で清玉上人というキーパーソンの存在が仏のように輝いて・・・牛一の推理が行き詰まって来たころに現れるヒロインが救世主。しかし戦国時代キツイっすわ~。現代人でよかった~、って馬鹿みたいなことをいつも思います。2015/10/08

miku

23
ちょっと読みづらかった…。スタートは本能寺の変の一報が安土城に届いたところから。秀吉さん、私は八方美人でお調子者で今一つ好きになれない武将だけど、今作では腹黒過ぎてもっと嫌だった…。もちろん、こうした大きな事件や名を残した偉人は様々に描かれるけど、秀吉さんが凄く立派(いい人とか…)に描かれた作品って、案外少ないような。因みにこの物語のラストは拍子抜けして不完全燃焼。太田牛一と言えば『信長公記』の著者だけど、どんな人だったのかは謎。秀吉さんのあざとさが嫌でなかなか読み進まず…。2014/05/06

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