• ポイントキャンペーン

探求―エネルギーの世紀〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 508p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532168322
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0033

内容説明

新エネルギー安全保障世界秩序の再編。世界的権威が見通す私たちの未来。下巻では、藻、スイッチグラスといったバイオ燃料、風力、太陽光といった再生可能エネルギー、内燃機関の進化、電気・水素自動車といった未来の技術に注目。普段は「エネルギー源」として考えていなかった「効率」や「節約」についても解説する。

目次

第3部 電気時代(承前)(価格統制の崩壊;燃料の選択)
第4部 気候とCO2(氷河の変化;発見の時代;リオへの道;市場を作る;グローバルな政治目標;コンセンサスを求めて)
第5章 新エネルギー(再生可能エネルギーの再生;科学実験;輝く光の錬金術;風の謎;第五の燃料―効率;節約の溝を埋める)
第6部 未来への道(炭水化物人間;内燃機関;偉大な電気自動車実験;“偉大な革命”)

著者等紹介

ヤーギン,ダニエル[ヤーギン,ダニエル][Yergin,Daniel]
ケンブリッジ・エナジー・リサーチ・アソシエーツ会長。エネルギー問題の世界的権威。国際政治とグローバル経済にも詳しい。世界的ベストセラー『石油の世紀』でピュリツァー賞を受賞

伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中。トーマス・フリードマン『フラット化する世界』では、訳文の完成度の高さを評価されて第1回国際理解促進図書・優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

37
下巻も最初に様々な写真が掲載されています。それぞれについての内容が本文で示されているわけですが、堺屋太一やプリウスの写真なども掲載されていてやはり今後は電気が中心になるといっています。風力タービンの大きさもかなり大きくなってきていることが示されたり最新のテクノロジーが多く楽しめます。効率や節約についてもかなり説明しています。オリジナルの英文で読みたい気がしました。2014/12/24

羊山羊

9
下巻は環境問題やエコに焦点が合っている。ソーラーやハイブリッドに到達するまでの技術者の苦闘の記録である。上下通して見ると、やはり、中東・ロシアからのエネルギー依存離れとエコエネルギーの流れは偶然であれ一致していると思える、後大事なのがバイオマスの発達につれ、燃料、飼料、食用の3つで、バイオマスは争奪戦に発展する可能性があるという言外の示唆だ。ただ、正直下巻はあまり興味を持てる内容ではなかったのが辛かった。個人的には上巻のみでも十分勉強になった感。でもいい本でした。満足。2019/10/10

Shin

9
下巻は地球温暖化問題から新エネルギーについて。エネルギーと環境の問題は、科学とテクノロジー、政治と経済、政府と個人とが様々な必然と偶然によって織り成してきた「探求」の営みそのものだ。長いリードタイムの中で、副作用や技術の限界、そして全体のバランスを考慮しながらイノベーションを積み重ねて行かない限り、新しいエネルギーのパラダイムにシフトすることはできない。クドイようだが、昨今の日本で喧しい、都合の良い情報だけに基づく短絡的な議論ではなく、地に足を付けてエネルギーの将来像を考える上での必読の書と思う。2012/05/25

Kosukekeke

5
原発賛成・反対や再生可能エネルギーを巡る議論も、「いつか来た道」なんだということがよく分かった。エネルギーにもポートフォリオという合理的な考え方を当てはめることが、日本では何故こうも難しいのか。2012/05/06

GASHOW

4
アインシュタインは就活に苦労していて、たまたま採用された特許庁の10か月の暇な時間に理論がまとまったということや、テスラの電気自動車が充電池7000個というのはおもしろかった。電気自動車か水素自動車か、自動車のエネルギーはどちらになるのでしょう。地球規模では風力発電が可能性があるが、日本に関しては、地下マグマの利用がいいのかな。エネルギーの探求はすすむ。2015/02/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4692040
  • ご注意事項