内容説明
壁にぶち当たったときに私はいつも知恵を絞ってきた。どうしたら貧しさから抜け出せるか、どうしたらプロ選手として大成できるか、鉄腕稲尾の攻略法は…。「弱者の戦略」の原点がここにある。
目次
第１章 ハングリー精神の原点
第２章 ホークス入団
第３章 栄光と挫折
第４章 ＩＤ野球誕生
第５章 ダメ虎再生
第６章 新たな挑戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさまん
3
限られた条件（時間・金・身体的など）のもとに、周囲より劣っているものを言い訳にせず創意工夫で勝ち抜いてきた野村克也の人生が記されている。「弱者の戦略」とは、「観察力」「分析力」「判断力」「記憶力」「決断力」という「無形の力」を駆使して戦うサバイバル技術と言える。2013/12/01
クールグレー
2
亡くなられた野村さんを偲び、野村さんの人生を振り返ってみた。貧乏な境遇から、自分で切り開いてきた人生。信念があったからこそ、運も味方にして成功することができた。観ている人に野球の面白さを伝えてくれた。そして、たくさんの素晴らしい人材を育て上げた。今の野球のレベルを上げ、野球界を盛り上げたのは、間違いなく野村さんだろう。もっと解説を聞きたかった。2020/02/18
tomo
2
自伝のだなと思ったら副題に履歴書って書いてあった波瀾万丈の人生 やはり覚悟が違う感じ2015/04/25
Ryosuke Fujii
2
ノムダス1.2、野村ノートの総結集がこの無形の力であるように感じた。著者の生い立ちから選手時代、引退後の解説者そしてID野球と評された監督時代。常に野球のそばにあって著者に力を与えた人、そして言葉の数々。人も言葉も一期一会であるように感じた。「才能とは頭脳に埋め込まれた情報である」著者の人生観が表れた言葉、蓋し名言！2013/12/19
まっちゃん
2
人に歴史あり。学ぶべきところの多い一書でした。劇のような一生を送りたいものですね。2013/10/27
