内容説明
本書は、ウナギの魅力に取り憑かれた作家が世界中を旅して、ウナギにまつわる幅広い蘊蓄と知識を蒐集した異色のノンフィクションである。古代エジプトでウナギが「神」として崇拝されていた様子、生まれたときは雄でも雌でもなく、育つ環境で性別が決まる不思議、スペインではクリスマス・イブに必ずウナギ料理を食べる理由、アメリカ人がウナギを食べなくなった歴史的経緯、日本における養殖ビジネスの最新事情など、美味にして驚くべきエピソードが満載されている。巻末に世界の鰻料理のレシピも収録した、ウナギ大好き日本人必読の書。
目次
第1章 ウナギは謎だらけの生き物―ノースカロライナ州のウナギ漁
第2章 減りゆくウナギと空飛ぶウナギ―アメリカ東海岸のウナギビジネス
第3章 ヨーロッパの鰻食文化とウナギ研究の歴史―スペイン、バスク地方のシラスウナギ漁
第4章 イギリスの鰻食文化とウナギのふしぎな習性―北アイルランド、ネイ湖の資源保護の試み
第5章 アメリカの鰻食文化とウナギをとりまく自然―アメリカから消えたウナギ料理
第6章 ウナギ漁と養殖の歴史―世界一ウナギを愛する国、日本
付録 ウナギを食べよう
著者等紹介
シュヴァイド,リチャード[シュヴァイド,リチャード][Schweid,Richard]
1946年、アメリカのテネシー州ナッシュビル生まれ。現在はスペインのバルセロナに住み、バルセロナ・メトロポリタン誌の編集主任を務める。また作家・ジャーナリストとしても活躍。仕事柄、アメリカやヨーロッパ各地を旅してまわるうちにウナギの魅力に取り憑かれ、『ウナギのふしぎ―驚き!世界の鰻食文化』を執筆
梶山あゆみ[カジヤマアユミ]
翻訳家。東京都立大学人文学部英文学科卒。主にポピュラー・サイエンス系の翻訳で高い評価を得る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やご