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誰も知らない男―なぜイエスは世界一有名になったか

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532164942
  • NDC分類 192.8
  • Cコード C0034

内容説明

「偉くなりたいなら、下僕になる」「要求されないもう1マイルを歩く」…悲しみに満ちたイエス像はなにかまちがっている。「常識」をとり去って読んだ聖書に登場するのは社交的で体力派の魅力あふれる人物だ。しかも、イエスの言動は現代ビジネスの真理を体現しているという。その真髄とは―。全米屈指の広告代理店の創立者、ブルース・バートンが描く、説得と広告、PRの天才イエスの物語。本書のメッセージは、80年の時を経てもなお私たちに強く訴えかける。

目次

第1章 人の上に立つ者
第2章 体力派イエス
第3章 社交家イエス
第4章 彼の方法
第5章 彼の広告
第6章 現代ビジネスの創始者
第7章 主、イエス

著者等紹介

バートン,ブルース[バートン,ブルース][Barton,Bruce]
1886年生まれ。ウィスコンシン大学大学院で歴史学を学ぶ。記者を経てニューヨークに広告代理店BDO(現BBDO)を創立。事業家、広告戦略家、コピーライター、ジャーナリスト、エディターとして活躍。国会議員も務めた。1920年代に全米でベストセラーになった本書の著者として知られている。1967年没

小林保彦[コバヤシヤスヒコ]
早稲田大学大学院博士課程修了(博士・商学)、イリノイ大学広告学科、ノースウェスタン大学IMC学科客員教授(現・常任客員)を歴任。青山学院大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

95
本書は誰もが知る男の誰もが知らないビジネスマンとしてのイエスを書いている。生まれながらにして全知全能と決めてしまったために味気のなくなってしまった人生ではなく、辺鄙な田舎で育った貧しい少年が、大工になり、自分の力を自覚し、人に影響を与え、弟子を集い、失望され、追われて死ぬという人生を書いている。特に布教活動の広告マンとしてのイエスはみものであり、非常に面白い一冊。2016/04/15

空猫

11
我々が知っている主・イエスの姿は本当だろうかという疑問から聖書を読み解く(しかもビジネス書(説法を広告、布教を営業)として)という斬新な一冊。警戒心を好奇心に変え、相手に分かる話から始め、言葉は単純に、文章は圧縮し、誠実に語ること。偉くなりたくば下僕になり、報酬が欲しくば与えられた倍の仕事をすること。下手なビジネス書、自己啓発本を何冊も買う必要はない。全ては聖書をはじめとする古典作品に書いてあるのだから。それをどう読むかは自分次第、なのかもしれない。1924年出版。20世紀米国で最も売れた本のひとつ。2016/05/06

mkt

1
相手にわかる話から始める/不同意の芽を摘み取る/説教ではなく奉仕による広告/言葉は単純にする/繰り返し伝える/言われたよりもたくさんやる。2倍はやる/受けるよりあたえる/イエスは、何のために立ち上がり、なぜ死ななければならないのか、わかっていた/イエスの父親ヨセフは理想的な父親像だった/需要のない宗教を売り込む。今までの考えを覆したから。それは、「死を恐れなくてもよい。胸をはって神を父と呼べと言ったこと。/ 20201023読了 203ページ 28分2020/10/23

doitnow420

1
細く、青白い顔のイエスのイメージを覆す内容。弟子や教会によって「神の子」として扱われているため、「同じ人間」ではないと感じてしまうが、この本によって、等身大のイエスが想像できる。バイタリティに溢れ、人間的魅力、カリスマ性が非常に強かった人であり、そのため歩けなかった病人も、その力強いイエスの「大丈夫、あなたは歩ける!!」という言葉によって励まされ、奇跡が起きたのではないかと考えられる。 先に、簡単にでもいいので、聖書を読んでおくともっと楽しめるはず。1984年発行の「イエスの広告術」より原題に近く、改題さ2010/05/14

tenorsox

0
元広告マンが、イエスを神や預言者としてでなく一人の人間として評価するという罰当り?な企画。 信仰の対象を①陽気で社交的(磔にされうなだれているイメージとの対比)②ディベートに強い&優秀な宣伝マン(言語感覚への評価)③成功した経営者(結果的に世界中に教えを広めた)として見直すと確かに面白い。元広告マンらしく、特に②における考察は見事。一方で③についてはチープな自己啓発書っぽくて辟易。 一番ウケたのは、イエスが生まれる晩に部屋を探していた身重のマリアを追い返し、格好の宣伝ネタを逃した宿屋の主人の話。2016/02/20

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