海を喰らう山を喰らう―全国「漁師・猟師」食紀行

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532163563
  • NDC分類 596
  • Cコード C0076

出版社内容情報

「サケを丸ごと一尾、鉄板で焼く漁師料理、チャンチャン焼き」「トド漁の合間に食べる炊き出し鍋」――。先祖から受け継いできた「生活」を守り続ける人々の智恵あふれる食の世界を活き活きと描く「日本縦断食紀行」。

内容説明

「サケを丸ごと一尾、鉄板で焼く漁師料理」「トド漁の合間に食べる炊き出し鍋」―。余計な手間を一切排した「現場料理」にこそ、食の神髄がある!豪快かつ繊細な、智恵あふれる食の世界を活き活きと描く、日本縦断食紀行。

目次

知床半島羅臼のサケを喰らい尽くす
「森の猛者」猪を大隅半島に追う
荒海の佐渡で厳寒の美味「スケト」を味わい尽くす
全長2m!北海道奥尻島で巨大タコを獲る
炊き出し鍋・トド肉・羅臼昆布さいはての漁師町羅臼の食の豊饒
自然派の「酒仙」、火の国の旨か酒 愉悦の一滴に酔う
黒潮躍る紀州、尾鷲の海に初夏のカツオを追う
雪どけ水の渓流でイワナ釣り、険しい山での山菜採り。秋田の深山で山の幸三昧
北津軽、小泊のエビカゴ漁船に乗り、獲れ獲れのアマエビを味わう
最後の木地師を吉野山中に訪ね、大和伝統の茶粥を平らげる
東北の「キノコの王様」マイタケを求め、秋の深山に入る
紀州で味わうエビの「王者」伊勢エビ料理に豪快
淡水魚の宝庫琵琶湖でコアユ、ブラックバスの「エリ漁」に挑む

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

10
1991年のdancyu創刊号から一年余り連載されていたもの。自分は7号位からしばらく買っていた。当時とても画期的な雑誌に思えて、楽しみにしていた。この本に記憶はないが、鮮やかな写真の多さがdancyuらしい。この著者は、海山を始めとした様々な現場に行き、現場でしか味わえないものを食べることをライフワークにしている様だ。文章は素直で、斜に構えたり声高に主張したりせず、語り部の趣きがある。人ひとりの見える範囲など、たかが知れていることをわきまえた姿勢で、自分には好ましく感じられた。2015/08/09

つちのこ

3
思わず生唾を飲み込まずにはいられない。漁師や猟師は、獲れたてホヤホヤの新鮮な海の幸、山の幸をガシガシと豪快に喰らう。アキアジ(鮭)、甘えび、大ダコ、伊勢えび、マイタケ、岩魚…たまらん、たまらん(笑)。 写真もいいっ!船上で丼めしを掻き込む漁師の見るからに健康そうな食いっぷり。日々、ちまちまとテーブルに乗ったごはんを食べている身には何とも羨ましい。食欲増進効果抜群の本である。最後のマタギの里、秋田阿仁合の山の幸を育む鬱蒼とした緑深いブナの森の写真を見ると、この目で見たくなった。(2001.6記)2001/06/02

piccoro116

0
1テーマ1テーマの記事が短い。雑誌連載だったせいもあるのでしょうが、しかもちょっと浅い。アウトドアをかじった都会人が本職の方たちの生活を体験したのです、という軽い感じが終始一貫して感じられます。そして、食べ物をテーマにしている割には食べ物の写真が少ない。これは特に残念でした。 テーマは面白いので興味のある方は一読してみたらいかがでしょう。2013/10/13

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