遊牧民から見た世界史―民族も国境もこえて

遊牧民から見た世界史―民族も国境もこえて

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532162290
  • NDC分類 209
  • Cコード C0022

内容説明

中央ユーラシアは「東西文明の十字路」などではなく、高度な文明を誇る地だった。スキタイ、匈奴から、テュルク、ウイグル、モンゴル帝国まで、草原の民の視点から世界史を描き直す話題作。

目次

1 民族も国境もこえて
2 中央ユーラシアの構図
3 遊牧国家の原型を追って
4 草原と中華をつらぬく変動の波
5 世界を動かすテュルク・モンゴル族
6 モンゴルの戦争と平和
7 近現代史の枠組みを問う

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

futabakouji2

7
遊牧民の歴史がわかる本。ただしある程度世界史のことが理解していないと意味不明状態になる。 通説、教科書の世界史ではあまり扱われない遊牧民の視点から世界史を説明している。 モンゴル・満州の東ユーラシアから中央ユーラシア、コーカサスの遊牧民の歴史をダイナミックに書いている。 遊牧民は文字を残さない習慣なので、どうしても定住社会から悪い風に書かれてしまう。 私達も知らずに遊牧民の生態や歴史に偏見を持ってしまう。歴史の視点を増やすうえでも読んだ方がいい。 遊牧民を贔屓している傾向があるのは注意しよう。(212分)2018/09/03

naoto

1
以前文庫版を読んだが、再挑戦。この間に自分も世界史の勉強した結果、かなりわかるようになった。遊牧民…主に中央アジアだけど、イスラム世界も含め、中国を除くアジアの歴史にはまだまだ不案内。もっと勉強したい。2014/07/13

めぐみこ

0
難しくて流し読み。かつてのモンゴルの強大さが「人種」や「民族」ではなく「国家」という括りにある、という視点になるほど。砂漠と沙漠の違いは初めて知った。度々写真が引用される『北方騎馬民族文物展カタログ』すごく気になる。2014/07/29

マカロン

0
自分にはかなりちんぷんかんぷん。やっぱ世界史の素養ないからね。しかし知識があって読めばかなり面白そう。モンゴルってあのモンゴル?!白鵬と馬上の椎名誠のイメージしかなかったが、騎馬隊は強そうだな。学校教育の世界史では、確かに西欧的な歴史認識一辺倒の見方だったので、アジアから見た世界史という視点は興味深い。基礎知識を得て再度読みたい。2014/07/31

Toshi

0
ヨーロッパ主義の史観と中華思想の間を縫うには絶好の良著。

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