内容説明
富を生み出す「知識」が選別されはじめた。企業を中心とした雇用関係は消滅し、個人を中心とする市場取引に変わる。激変する経済環境の意味を緻密に読み解き、“知識によって再定義される新しい経済の姿”を描く。
目次
1 知識革命(知識資本の台頭;知識はどう取引されるのか ほか)
2 知識市場(仕事からキャリアへ―自由契約社員の動向;知識の仲介者たち ほか)
3 知識ベース企業(企業の再定義;知識への報奨)
4 知識エスカレーター(学ぶことの必要性;知識資本主義への移行)
著者等紹介
バートン=ジョーンズ,アラン[Burton‐Jones,Alan]
国際経営とITに関するコンサルティングを行う、バートン=ジョーンズ・アンド・アソシエイツ(拠点はオーストラリアとイギリス)の代表。BOCのコンピューター事業担当ディレクターを務めた経験を有する。国際的なリーディング・カンパニーの多くをクライアントとするプロジェクトのリーダーを務めるとともに、各種コンファレンスで、組織学習、ナレッジマネジメント、eビジネスに関する講演を行うほか、主要な雑誌や専門家向け刊行物にも論文を寄稿。近年では、知識集約型産業を対象に、ナレッジマネジメントの手法をいかに応用すべきかについての研究を行っているほか、知識ベース戦略と電子商取引の関係についての研究、および世界各国の政府・公共部門のプロジェクトに参画している。著者のウェブサイトには『知識資本主義―ビジネス、就労、学習の意味が根本から変わる』に寄せられたさまざまな書評が掲載されている
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
1935年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造(株)勤務ののち、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D取得。南山経営学部教授、防衛大学校教授、一橋大学イノベーション研究センター教授を経て、現在は、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科長、カリフォルニア大学(バークレー校)経営大学院ゼロックス知識学特別名誉教授。著書に、『組織と市場』(千倉書房)、『失敗の本質』(共著、ダイヤモンド社)、『日米企業の経営比較』(共著)、『企業進化論』、『知識創造の経営』、『知力経営』(共著)(いずれも日本経済新聞社)、『知識創造企業』(共著、東洋経済新報社)などがある
有賀裕子[アルガユウコ]
東京都生まれ。東京大学法学部卒業。ロンドン・ビジネススクールで経営学修士(MBA)取得。通信会社勤務を経て、1998年から翻訳業に従事。訳書に『戦略の原理』(ダイヤモンド社)などがある
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感想・レビュー
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takao
葉