リスク―神々への反逆

リスク―神々への反逆

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  • サイズ B6判/ページ数 498p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532146702
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C3033

出版社内容情報

未来は神の気紛れで変わるのか。リスク(不確実性)から自由になる術はないのか。一相場師からノーベル賞学者まで、リスクに闘いを挑んだ異才達のドラマを活写した傑作。米ビジネス界話題のベストセラー待望の邦訳。

内容説明

リスクの謎に挑み、未来を変えようとした天才たちの驚くべきドラマ。

目次

1200年以前 始まり(ギリシャの風とサイコロの役割;1、2、3と同じくらい簡単)
1200~1700年 数々の注目すべき事実(ルネッサンスの賭博師;フレンチ・コネクション;驚くべき人物の驚くべき考え)
1700~1900年 限りなき計測(人間の本質についての考察;事実上の確実性を求めて;非合理の超法則 ほか)
1900~1960年 曖昧性の塊りと正確性の追求(無知についての尺度;根本的に異なる概念 ほか)
未来へ 不確実性の探求(不変性の失敗;理論自警団 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

130
リスクに関しての歴史や思想的なことがよく分かる本です。かなりむかしからリスクに対してのたたかい(というか認識していくこと)を興味をもたせるようなエピソードを交えて説明してくれています。リスクをとらなければ大きな利益を上げれないといいますが、そのとおりでしょう。統計学なども交えて説明されていて、この本を通読すれば、最近の経済事情におけるリスクの根源を見極められる知恵もつきそうです。2016/02/11

仲本テンカ

7
リスクは測れない。リスクは恐ろしい。行動を起こせば、嫌でもリスクはついてくる。それでも、人は、行動し続ける。その理由は、成功する「確率」があるから。例えば、賭けたコインの表目が出る確率は50%、明日の雨の降る確率は60%、あの子への告白の成功率は90%?!。そんな、どれも、アテにならない「確率」の数々。けど、この「確率」という『リスクの目安』。それがあるからこそ、人は、前へと進めるのでしょうね。リスクを恐れて、縮こまる。それこそが、最大のリスクでもあるのだから。2012/11/14

ちゅん

5
(1/3)現代と過去。 それの線引をする画期的なアイデアの違いの一つは 何でしょうか? それはリスクです。 かつて、人々は将来のことは神々が決めることであり、 人間が立ち入るものでない…と考えていました。 例えば、サイコロを振って期待値がどうなるか… なんてことを考えることはなかったのです。 2018/11/20

Mealla0v0

3
リスクがどのように認識されてきたのか、歴史的に遡り、細々と叙述されている、経済学者の本。分厚さに対して内容の濃さはそれほどないが、興味深くはあった。内容を簡潔にまとめよう。今日リスクと呼ぶものは、そもそも運命論の範疇にあった。アラビア由来の数学的思考がルネサンス期を通じて蓄積された頃、統計学が発明される。これが事件だ。リスクは確率論的回転を迎えるのだ。「偶然の飼い慣らし」である。こうして、近代的な古典リスクの認識が誕生したのである。リスクの今日性についてはベックらを参照すべきだが。2017/10/16

GASHOW

3
「リスク 神々への反逆」というタイトルが、かっこいいだけで読み出しましたが、、。投資リスクの考え方の歴史の本でした。リスク分析が神への反逆なのか。タイトルと内容の一致があるともっと気持ち良いのですが、「株式投資のはじまりの物語」というタイトルの場合はスルーしているわけでして、。これも経済。2015/12/15

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