目次
第1部 株式と価値(「ファンダメンタル価値」学派対「砂上の楼閣」学派;市場の狂気;1960年代から80年代にかけての株式相場;株式のファンダメンタル価値)
第2部 プロの投資家の成績表(テクニカル分析とファンダメンタル分析;テクニカル分析とランダム・ウォーク理論;ファンダメンタル分析のお手並み拝見;ランダム・ウォークを超えて)
第3部 新しい投資テクノロジー(現代ポートフォリオ理論と資本資産評価理論;現在の状況―ベータを超えて)
第4部 ウォール街の歩き方の手引(インフレと金融資産のリターン;投資家のライフサイクルと投資戦略;ウォール街に打ち勝つための三つのアプローチ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とれっく
1
個人投資家にとって、インデックスファンドの定期定額買付けを長く継続することが、最も良い資産運用結果を生み出す。ということをこれまでの歴史になぞらえて語られる、入門書です。題名からしても取っつきにくい雰囲気ですが、内容は分かりやすいので、NISAなどでの運用を検討されている方には非常に良い本だと思いました。2018/08/13
読書家さん#eO977p
0
アメリカの株式市場を主な舞台に、株価がどのように決められてきたかを説明し、投資家の持つべき心構えにも言及する(この種の本では)古典的名著。 ファンダメンタル分析やテクニカル分析といった言葉が昨今も世間で持て囃されているが、それらの不完全性にも触れられている。 第12章では個人投資家へのアドバイスもあり、今後の投資戦略に非常に有意義だった。とかく目の前の情報に振り回されがちになるが、結局若いうちからドルコスト平均法をとるのが私にはいいのだろう。2022/06/19
あだちん
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市場は効率的であるという意味がよく理解できる1冊である。儲かるのが分かればそこに人が集まり稼げなくなるということで、効率性が生まれてくる。インデックス投資をするか、新しい指標を作って仕込み、情報を公開して賛同者を得るような手法が今後の戦略か。2018/12/16