検証 中小企業金融―「根拠なき通説」の実証分析

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532133603
  • NDC分類 338.63
  • Cコード C3033

出版社内容情報

日本の中小企業金融では参入と退出や金利設定など市場メカニズムが極めて正常に働いている!――世界的にも稀な大規模データベースによる分析で、中小企業金融をめぐる様々な通説の真偽を明らかにする意欲的研究書。

内容説明

「非効率な貸し出し、不合理な金利決定で、ゾンビ企業を延命」など中小企業金融への俗説の誤りを、世界的にも稀な大規模データベースを駆使して解明。経済活性化へ向けて、産業金融システムの将来像を示す。

目次

序章 中小企業金融の通説を検証する
第1章 中小企業における淘汰は正常か
第2章 中小企業向け融資は適切に金利設定されているか
第3章 貸しはがしの影響は深刻だったのか
第4章 リレーションシップバンキングは中小企業金融の万能薬か
第5章 担保や保証人に依存した貸し出しはやめるべきか
第6章 政府による特別信用保証には効果があったのか
終章 中小企業金融の実態と将来像
補論 各章の分析に用いたデータベースについて

著者等紹介

渡辺努[ワタナベツトム]
一橋大学経済研究所教授。1959年生まれ。82年東京大学経済学部卒業、日本銀行入行。92年ハーバード大学でPh.D.取得。99年日本銀行退職、一橋大学経済研究所助教授。2002年より現職

植杉威一郎[ウエスギイイチロウ]
一橋大学経済研究所准教授。1969年生まれ。93年東京大学経済学部卒業、通商産業省入省。2000年カリフォルニア大学サンディエゴ校でPh.D.取得。02年経済産業研究所研究員、06年経済産業省中小企業庁事業環境部企画課長補佐。07年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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こひた

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淘汰、金利設定、貸し剥がし、リレーションシップバンキング、特別信用保証などにおける通説の批判的検討。金融の効果は過大にも過少にも捉えられやすいのだと分析している。金融の効果についてわからず触れたので、他の本や説を読んでからまた読みなおしてみたい。2012/08/02

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