年金2008年問題―市場を歪める巨大資金

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532132835
  • NDC分類 364.6
  • Cコード C3033

内容説明

一五〇兆円を本当にコントロールできるのか?二〇〇八年度から始まる公的年金積立金の自主運用。ヘッジファンドより巨大な資金を、政府はどのように運用・コントロールしようというのか?年金改革論議の中で死角となってしまった運用問題にメスを入れ、新たな制度作りの指針を示す。

目次

序章 知られざる巨大リスク…二〇〇八年問題
第1章 公的年金積立金という巨大な資金プール
第2章 財投改革の死角
第3章 公的年金への誤解を解く
第4章 「積立金」は「蓄え」か
第5章 積立金運用のジレンマ
第6章 海外の積立金運用におけるイノベーション
第7章 積立金の出口を探せ!

著者等紹介

玉木伸介[タマキノブスケ]
1979年、東京大学経済学部卒業。同年、日本銀行入行。考査局、企画局、国際局、情報サービス局広報課長などを経て、2001年、総合研究開発機構(NIRA)主任研究員。現在、預金保険機構に勤務。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス経済学修士
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感想・レビュー

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カワウソさん

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日本銀行出身の著者が公的年金における「積立金」について論じた本。日本の年金は「賦課方式」であるが、もし年金給付に不足分があった場合にそれを補う積立金を持っている。この積立金は相当な額で、日本の金融市場においても大手の生命保険会社と張り合う規模感だ。そのため、その運用は市場に大きな影響を及ぼす可能性がある。著書では、年金の本質(勤労世代 の負担は給付で、拠出ではない)、企業年金とは違う積立金の運用についてマクロ経済的な視点から述べられている。年金をある程度理解している人が読むと中々興味深い本だと思われる。2018/12/13

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