日本型コーポレートガバナンス―従業員主権企業の論理と改革

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日本型コーポレートガバナンス―従業員主権企業の論理と改革

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532131906
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C3034

出版社内容情報

企業は誰のものか? 株主重視の経営を追求すべきなのか? 本書は、従業員主権こそ日本企業のコーポレートガバナンス(企業統治)の特徴であるとし、そのメカニズムを多角的に解明し、改革を提言する意欲的分析。


目 次

序章 日本型ガバナンスの重い堆積

第1章 コーポレートガバナンスの概念的枠組み

   1 コーポレートガバナンス論の全体像
   2 コーポレートガバナンスの主権論
   3 コーポレートガバナンスのメカニズム論
   4 コーポレートガバナンスの国際比較

第2章 日本企業の人本主義と従業員主権

   1 企業システムの中の企業の主権概念
   2 日本企業の人本主義システム
   3 安定的なヒトのネットワーク、カネとの二重がさね

第3章 従業員主権の経済合理性
           ---株主主権との比較

   1 従業員の登場しない会社法
   2 会社法での株主主権の合理性の論拠
   3 ヒトとカネ、その拠出するもののちがい
   4 公正性の観点から見た従業員主権
   5 効率性の観点から見た従業員主権

第4章 従業員主権の制度的有効性

   1 二つの制度的有効性、五つのポイント
   2 従業員主権で資本が集まるか
   3 従業員主権で組織が窒息しないか
   4 会社法のもとでの従業員主権の現実的機能性
   5 チェック有効性

第5章 従業員主権の発生と定着
           ---歴史的状況と社会的親和性

   1 発生と定着のプロセス
   2 危機的状況と成長志向
   3 戦中の日本政府、戦後の進駐軍による経済改革
   4 経済民主化への社会的エネルギー
   5 共同体感覚の正当性

第6章 従業員主権の機能不全

   1 二重がさねと三つの機能不全
   2 システムの暴走
   3 パフォーマンスの低下
   4 国際的な接点からの摩擦

第7章 ガバナンス改革の基本方向と経営者のチェック

   1 日本型コーポレートガバナンス改革の基本方向
   2 株式会社制度は守る
   3 経営者のチェックメカニズム
   4 「発言」の巧みな制度化

第8章 経営者監査委員会とコア従業員信任投票
           ---現行制度の中の改革

   1 指名、信任、承認の三層構造
   2 経営者監査委員会
   3 コア従業員による信任投票
   4 ドイツ共同決定法方式との比較

第9章 新しい企業制度の構想
           ---現行制度そのものの改革

   1 新しい企業制度の概要
   2 企業の設立・解散・合併と財産権
   3 制度運用上の具体的問題点
   4 「企業民主化試案」との比較

終章 グローバル資本主義と日本型ガバナンス

参考文献

内容説明

従業員を主体とするガバナンスでなければ、日本企業は再び道を誤る!歴史的パースペクティブ、国際比較を踏まえて日本型企業システムの合理性を明らかにし、グローバル資本主義に適応した日本独自のガバナンス像を提示する。

目次

序章 日本型ガバナンスの重い堆積
第1章 コーポレートガバナンスの概念的枠組み
第2章 日本企業の人本主義と従業員主権
第3章 従業員主権の経済合理性―株主主権との比較
第4章 従業員主権の制度的有効性
第5章 従業員主権の発生と定着―歴史的状況と社会的親和性
第6章 従業員主権の機能不全
第7章 ガバナンス改革の基本方向と経営者のチェック
第8章 
経営者監査委員会とコア従業員信任投票―現行制度の中の改革
第9章 新しい企業制度の構想―現行法制度そのものの改革
終章 グローバル資本主義と日本型ガバナンス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Norihumi Yahata

1
株主総会に相当する従業員の総会の考え方が面白い 2014/10/23

もりけい

0
企業は誰のものかという問について日本企業における作者の考えを述べたもの。2013/02/03

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