日経ポケット・ギャラリー<br> 東山魁夷

  • ポイントキャンペーン

日経ポケット・ギャラリー
東山魁夷

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 1冊(頁/高さ 17X13cm
  • 商品コード 9784532120016
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0071

内容説明

画家自らが自作について語る画期的なシリーズ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れみ

74
魁夷さんの作品を手軽なサイズで楽しめる本。作品はもちろんだけど風景画家としてのあり方や作品それぞれについてなどの魁夷さんの文章も一緒に読めるところが良い。2017/04/01

あきあかね

21
 鏑木清方の随筆集を読んだ時にも感じたことだが、美しい絵と巧みな文章を生み出す才、天は二物を与えることがある。清方の文章は詩情に溢れ、魁夷の文章は端正で理知的で、それぞれの絵とどこか似ているのも面白い。 「人間の心の象徴としての風景」と魁夷が言うように、モデルとなる場所は信州や北欧など多様だけれど、典型的な名勝は描かれず、緑滴る森であっても静謐な湖であっても、どこにでも存在するような抽象化されたものになっている。だからこそ、観る者は自身の記憶や経験による心の風景をその絵の中に自由に見出すことができるの⇒2020/01/13

陽子

20
現在地元にて開催中の唐招提寺壁画展の作品群もしっかり掲載されている。改めて開いた。『濤声』『山雲』の本物作品は息をのむほどの圧倒的な迫力。一瞬で足が釘付けになり魁夷の世界に心ごと持っていかれる。海の襖絵の向こうに山霧の襖絵。叶うなら、この襖絵の部屋で眠ってみたい。この本は大好きな絵が多く掲載されているからお気に入り。一枚ごとの解説を読むと東山魁夷の人となりもあらわに感じられる。「風景によって心の眼が開けた」とある。「私の描くのは人間の心の象徴としての風景であり、風景自体が人間の心を語っている」じーん。2019/07/08

13
昨日、富山県美術館の「東山魁夷 東大寺御影堂障壁画展」を観に行った。戦争の先、急進する文明の先、人々が生の純粋さを失った先に、辿り着いたのが自然の風景だったという。ただ静かに自然を眺めることが、今の我々がなすべきことだと感じ、風景画家として身をたてる決意をした。自然と乖離し急かされるように文明社会を生きる我々を叱咤するのではなく、ただ自然に対し「心を篭めてよく眺めて」みることを勧める彼の朴訥な人柄が、滲むようなや笑かな描写に表れている。2021/09/27

陽子

13
ページをめくるたびに、素晴らしい世界が広がります。繰り返し眺めたい、大切な本。 癒されます。絵にはそれぞれ氏の解説がついています。ホッとしたい時に開きたくなる本です。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/276620
  • ご注意事項