内容説明
金利とは、そもそも何なのか。誰が決め、誰が動かしているのか。『罪と罰』『金色夜叉』『半沢直樹』『ナニワ金融道』などに登場するエピソードも紹介しながら、楽しく学べます。日米欧を覆う「ゼロ金利」は、なぜ生じているのでしょう。日銀の「異次元緩和」とは、どこが「異次元」なのでしょう。取材メモをもとに丁寧に解き明かします。世界一の借金国日本は、1%の金利上昇によって、年1兆円もの利払い費が膨らみます。我が国の財政破綻は避けられるのでしようか。さまざまな研究成果をもとに考察します。
目次
第1章 先進国を覆う「永遠のゼロ」
第2章 金利つて何だろう
第3章 誰が金利を決めているのか
第4章 異次元緩和とは何か
第5章 借金王はなぜパンクしないのか
第6章 カネは天下の回りもの
著者等紹介
滝田洋一[タキタヨウイチ]
1981年慶應義塾大学大学院修士課程(法学研究科)修了。同年日本経済新聞社入社。論説副委員長などを経て現在、編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ライム2
7
米国の金利が上がると円安になる...この現象について、もう少し、理解を深めようと本書(最新ではないものの)をとりました。昔、『米国の追加の利上げが...』というニュースを『米国のスイカの値上げが....』と聞き間違え、(アメリカのスイカの値上げがニュースになるんだなぁ)と...黒歴史。いつもながら、感想になってない。2022/06/30
kiki
7
金融政策の仕組みをよく理解できる本。金融の初心者にもオススメします。これまでの短期金融市場なおける金融調整から、黒田日銀の異次元緩和は中長期の金利も操作することで、景気回復の足掛かりを作ろうというもの。アベノミクスの3本目の矢の成長戦略で企業の投資を活性化させ、デフレ脱却を完全に成し遂げたいですね。2014/08/09
雪野きずな
4
日銀黒田総裁はデフレ脱却のために改革をしたということがわかった。バブル崩壊後からのデフレ脱却は誰かがやらなければいけないことだったかもしれない。2022/01/01
比丘尼坂
2
ブン屋が書いた本。 ネタとしては面白かったが、理論の説明が薄く、飽きてしまう。2019/12/02
kyabaria
0
2時間5分2017/11/19