内容説明
本書は、初めて会計を学ぶ人を対象に、理論と制度をわかりやすく解説したものです。利益の計算から財務諸表の作成・公開まで、基礎知識が身につきます。簿記などの予備知識がない人でも理解できるように工夫しました。貸借対照表の区分変更や株主資本等変動計算書など、2006年施行の新会社法に対応しています。
目次
1 会計の役割
2 利益計算の仕組み
3 利益計算のルール
4 売上高と売上債権
5 棚卸資産と売上原価
6 固定資産と減価償却
7 金融活動の資産と損益
8 営業上の負債と他人資本
9 資本の充実と剰余金の分配
10 財務諸表の作成と報告
11 連結財務諸表
著者等紹介
桜井久勝[サクライヒサカツ]
1952年兵庫県生まれ。75年神戸大学を卒業し、同大学院へ進学。77年公認会計士試験第3次試験に合格。79年神戸大学助手。92年神戸大学より博士(経営学)の学位を取得。神戸大学大学院経営学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Francis
7
簿記を勉強しているので会計学の入門書として購入。簿記の教科書・問題集ではなぜこれが費用もしくは資産になるのか、あまり詳しく書かれていなかったが、この本で理解できた。さらに詳しい本でもっと会計学を極めたい。2018/05/06
トム
2
会計学の入門ということで章ごとに整理されていて読みやすいと思いました^ ^知らない単語もよく出てきましたが説明が書かれているのである程度理解しながら読めたと思いますが会計学って難しい(⌒-⌒; )2017/04/25
komonojin
2
簿記3級を勉強した後に2級の勉強に入る前に読むのには適した本。簿記を機械的に勉強していてはわからない体系をさくっと説明してくれています。さっと読んだら次に進むべき。2010/05/03
トルネードG&T
1
タイトル通り会計学の入門書。会計分野の各部門について章分けされ網羅的に解説されている。非常に良く情報が整理されており内容は理解しやすいが、要約度も高いため漫然と読んでいると頭に入ってこなかったり読み飛ばしたりしてしまう。先に簿記の学習をしていたため個人的には問題はなかったが、人によっては具体的な例が少なくイメージがしにくいと感じるかもしれない。章ごとの冒頭部分にその章の内容を要約した図が用意されており復習にも最適。2017/02/20
よーじ
1
入門と銘打ってあるが、位置づけとしては初学者のために用語や概念を説明していくといったものではなく、用語の関連についてを簡潔にまとめたものです。一応この内容についてひととおり勉強した後にこの本を読んだため、頭の中で内容を整理して理解する助けとなり、その点ではとても良い本でした。逆にいうと初学者が読むと単語の意味が分からずに最初から詰まる恐れがあり、またある程度勉強した人が読むとなると内容があまりに簡潔で不満の残る内容になるのではないかなと思います。そういう意味では読者の層が非常に限定されていると感じました。2013/05/25