内容説明
CSRは、多分野にまたがり、とらえづらい考え方です。その本質を、環境問題やコンプライアンスなど、さまざまな面から丁寧に解き明かしていきます。日本より進んでいるヨーロッパをはじめ、アメリカ、アジアといった海外での取り組みを紹介します。企業へのアンケート調査や先進事例のケーススタディをもとに、日本の現状を明らかにします。社内へのCSRの浸透のさせ方を、トップのリーダーシップ、組織のつくり方など具体的に解説します。
目次
1 「CSR(企業の社会的責任)」とは何か
2 なぜCSRが求められているのか
3 世界中で進むCSRの導入
4 動き出した日本の取り組み
5 日本企業のCSR導入事例
6 企業におけるCSR組織の策定と展開
7 二一世紀に花開くCSR
著者等紹介
岡本享二[オカモトキョウジ]
日本アイ・ビー・エム(株)本社・環境環境経営室長。1949年生まれ。甲南大学経営学部卒業。1973年日本IBM入社。本社・営業企画、研究所・製品企画を経て、83年IBMコーポレーションの財務部門(アジア・パシフィック地域)。96年日本IBM本社・環境に異動、現在に至る。NSC(Network for Sustainability Communication)幹事。千葉商科大学商経学部非常勤講師。環境経営学会理事
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うちだよしこ
1
会社に勤めて3年、働き方について考えていたところに、斉藤槙著「社会起業家」と本書に出会った。本書には、正しいことが書いてある。目指すべき方向性が少しずつ見えてきた。2011/06/05
akkkira3
1
著者が人格者であることがわかる。CSRの基礎が中心だが、筆者の理想となるCSR像も描かれている。CSRのとっかかりにはいい一冊。2010/06/19
かもはし
0
しうかつで社会的価値ある企業を見極めたい2013/12/14
つむじ
0
CSRとは何か、世界の各地域でのCSRの成り立ちの違いからの取り組みの違いなど、わかりやすく説明されています。同じ文言を近い場所で何度も繰り返す感じは好みが別れるかな。コーポレートガバナンスに関連してCSRについてざっと知っておきたかったので、その点は達成出来ました。そして著者はたばこが嫌いみたいですね。2012/03/20
まつまる
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CSRって何?って思ったら真っ先に読むべき本。特に、何故CSRが必要なのかを丁寧に説明してくれている。