日経文庫
経営学入門〈上〉

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  • サイズ B40判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532108533
  • NDC分類 335.1
  • Cコード C1234

出版社内容情報



経営学の基本を単純明快に解説した入門書である。著者がまえがきで強調している「経営を科学する」という信念が随所に埋め込まれた書であり、特に工学を専門とする読者に推薦できる入門の一冊である。

 企業やコミュニティーの活動の本質は、知識の創造、活用、蓄積からなるダイナミックなプロセスである。しかし、この本質は、われわれの目には見えないことがある。知識は、科学の公式や製品の仕様書のように書かれたものとしての形をとるばかりではなく、言葉にはできない技能やものの見方、あるいは慣習の中にも埋め込まれているからである。
 知識科学は、そのような知識の重層的な構造を解明するとともに、書かれざる知識に形を与え、組織的に共有できるモデルを作り、さらには新しい知識を創造するメカニズムの構築を目指す。それは、見えない本質に光を当て、企業やコミュニティーに未来を切り拓くための変革の視座に立つことに他ならない。

内容説明

経営学の二本の柱である組織論と戦略論を、わかりやすく解説。組織理論(マクロ理論)と組織行動論(ミクロ理論)にわけて、ていねいに記述。日本企業の経営課題を念頭に置いて、戦略論を興味深く解説。

目次

1 経営学とは何か(企業を対象とする学;組織としての企業 ほか)
2 組織行動論―ミクロ組織論(個人行動;集団活動 ほか)
3 組織理論―マクロ組織論(組織構造;組織構造の機能分析 ほか)
4 経営戦略論(戦略論の基礎;資源戦略論 ほか)

著者等紹介

榊原清則[サカキバラキヨノリ]
1949年北海道に生まれる。73年電気通信大学経営工学科卒業。78年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。その後同大学で講師、助教授、教授を歴任。その間、米ハーバード大学研究員、ミシガン大学客員教授なども歴任。92年から4年間、英ロンドン大学大学院ビジネススクール準教授を務める。現在、慶応義塾大学総合政策学部教授(1996年~)、商学博士
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