内容説明
普段何気なく使っている椅子!でもそこにはとてつもない工夫や、デザイナーの秘めた思いが隠されているのです。
目次
第1章 椅子って何だろう(「立つ」より「座る」方が楽なのは人間の性!?―椅子は「体具」である;椅子には“三つの顔”がある―形態的役割、機能的役割、肉体補助の役割 ほか)
第2章 人間工学と椅子(肝心なのは座り方―椅子を選ぶということは非常に大切;楽な姿勢で、時々は体を動かす―良い椅子の座り方 ほか)
第3章 世界の椅子たち(椅子の芸術家たち―アントニオ・ガウディ、アール・ヌーボーなど;世界的建築家の多くは椅子を手掛けた―椅子の専門家も登場 ほか)
第4章 椅子のデザイナーたち(不思議なトーネットの曲げ木椅子―シンプルにして大胆;まさに椅子の革命―プラスチック・アームチェア ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ophiuchi
8
椅子の正しい座りかたについては、これまでにも見聞きしていたが確認できたのは良かった。文中に出てくる椅子は全部イラストか写真を載せて欲しかった。2014/03/16
じじちょん
4
椅子における安楽なポジショニング、椅子の機能面、デザイナーの工夫や経緯など浅く広く分かりやすくまとまっています。 2018/01/20
shigoro
2
椅子に座るときに掛かる付加を、どう軽減するか、そのための工学的な工夫や機能などは良く分かった。そして椅子の正しい座り方や、選び方も参考に出来る。プラスティック・アームチェアーは、言われるまで全然気づかないぐらい“そこ”にあるけど、あれってスゴイんだなー。感心してしまったわ。図鑑ではないからしょうがないけど、文章で紹介された椅子のイラストが無いことが多く、どんな椅子か分からなく、ずじれったくなる。 2012/01/23
ポルターガイスト
0
イラストと写真が不足している。誤字脱字が目立つ。全体的にコラムを並べた感じで浅くもっとしっかり踏み込んで欲しい。けどこの分野に興味は出た。2016/08/27
kenitirokikuti
0
椅子が日用品になったのは案外新しく、欧州で曲げ木による曲線的な椅子が作られたのは19世紀半ば。日本では学校と軍隊で椅子に座ったが、家庭に特に食卓に椅子が入ったのは昭和30年代。確かに平成になると畳の間の記憶が乏しくなるなぁ。2016/08/06