内容説明
言葉による遊びが、英詩の伝統を形成するなかでどのように文芸にまで高められていったか?チョーサーと同時代の中英語頭韻詩の繰返しと連語パターンを、豊富な資料を踏まえて分析、解明するユニークな論考。
目次
第1章 繰返しの役割
第2章 英語のリズムと頭韻
第3章 14世紀頭韻詩の技巧
第4章 中英語頭韻詩における繰り返しのリズムと連語
第5章 The Alliterative Morte Arthureにおける名詞で終わる後半行の連語
第6章 The Alliterative Morte Arthureにおける韻律と連語
第7章 Sir Gawain and the Green Knightにおける韻律と連語
著者等紹介
守屋靖代[モリヤヤスヨ]
国際基督教大学教養学部卒(教養学士1976)、同大学院(文学修士1978)、オハイオ州立シンシナティ大学大学院(MA in Linguistics 1986、Ph.D. in English 1994)修了。現在、国際基督教大学教授(教養学部及び大学院で英語史、英語学担当)。1996‐97年ノッティンガム大学客員研究員、2003‐04年オックスフォード大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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