内容説明
司法試験に失敗した女子大生小幡が謎の失踪を遂げる。小幡の友人犬坊里美は石岡に助けを求める。小幡の部屋のフロッピーディスクから、インターネットで展開された御手洗潔の22編のパスティーシュ・ノベルが見つかった。小幡の失踪の背景にパスティーシュ・ノベルがあると判断した石岡は、里美と共に懸命にパスティーシュ・ノベルの解読にあたる。「レオナがエジプトで拾った青い指輪」「校長室の絵から抜け出した少女」「鉄壁のアリバイを持つ不倫殺人」etc.のピースが絡み合い、謎はますます謎を呼んで。1行1字たりとも気を抜けない新感覚ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コス
6
御手洗シリーズという理由で借りてきた本。何やらコミカルな感じが出てましたが、面白おかしく読ませていただきました。2013/06/10
kai
4
ファンの夢と妄想が詰まったお話。それにしても本筋がさっぱり進まない。2012/09/10
朱
3
一般公募で選ばれた御手洗作品の短編集です。賛否両論ありますが、私は好きです。ところどころは島田様自身が書いております。
TAKUMI。
3
短編集かと思いましたが、上下巻読まなければ解決しない超長編小説でした。 石岡と里美が行方不明の女子大生小幡を捜す手がかりを得る為に、たくさんの小説を読んでいるストーリー。 感想は下巻を読まないと書けません。2017/12/11
紅羽
3
図書館本。パロディだけあって、お遊び感満載な一冊でした。さらっと楽しめるので良い息抜きになりました。2012/09/19