感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
livre_film2020
24
文化とコミュニケーションを初めて繋げて考えたのがアンダーソン。「文化はコミュニケイションである」。この一文に尽きる。2023/06/17
isao_key
11
原書は1959年にニューヨークで出版。アメリカの文化人類学者による異文化コミュニケーションの古典。文化・行動・思考から異文化との比較考察をする。序に「アメリカの軍隊が駐留している国で、なんらかの事件がおきることは回避できそうにない。しかしながら、われわれの事後処理のやり方がまことに不手際なために、事件の多くはさらに悪化している。事件が起きた際に、どうしたら火に油をそそぐことにならないかを、アメリカ人は全くといってよいほど知らないのである」とあり、リオ五輪での水泳のロクテ選手による虚偽発言を思い出した。2016/08/28
tatemonogakari
0
異文化を知る事で、人は慣れていた環境に浸かっているときの状態から、また大きく成長を始めることができる。生易しいことではないけど、自分の世界から飛び出して全く違う価値観に自分を順応させてみるという経験をしてみる価値はあると思った。ただ、自分の中に1本の柱を通しておいて、絶対に譲れない一線を作ってからでないと、ただただ流されるだけになるので注意かと。2011/04/13
フランキー
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かなり古い本だが、現代になってもより重要に。 ・アメリカは他国を未進化のアメリカ人と見ている ・文化というものはものを明らかにするがそれ以上に隠蔽もする。しかも何が見えないかといって、自分自身の文化ほど見えないものはない。2021/05/22
thugu
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「もし本書に一つの主張があるとすれば、それはわれわらがコミュニケイションのもつ「知覚それにい」側面について理解するよう努めるべきてある、ということだ。〜他の人びとの知的なプロセスを理解し、それらへの洞察をもつことは、われわれが認める以上に困難なものであり、事態はわれわれが考えているほど甘いものではないのである。」2020/09/28