出版社内容情報
桃太郎は強盗罪、白雪姫の王子様は強制わいせつ? 日本の昔話や世界の童話を日本の刑法で裁いたら……じつは犯罪のオンパレードだった! 日本の刑法や裁判について、楽しみながら学べる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れい
10
【図書館】時代背景や正義感を取っ払い、現行の法律のみで、昔話の登場人物を裁くとどうなるか?というもの。・・・だとしたら、子供は知らず知らずのうちに、犯罪勧奨されているとも言えるけど(笑)2016/09/26
たか
9
童話、昔話を題材に現代の刑法にあてはめると登場人物がどのような罪になるかを 面白おかしく書いてあるネタ本です。一例をあげると・・・浦島太郎は重過失傷害、天の羽衣は監禁罪、桃太郎は強盗致傷とのこと。2015/02/11
Te Quitor
9
おとぎ話に潜む犯罪を次々と裁いていく。法律より自分の知らないあらすじに吃驚してしまった本でした。桃太郎の非道さは昔から気付いていましたが、他のおとぎ話(原話)も恐ろしいなぁ。討論が会話になっていたりと、飽きずに楽しく読めるような工夫がされていますね。素人が楽しめるように簡単にまとめられた本なのでしょう。でも・・・、(素人目から見ても)暴論だと思える部分もあります。弁護士さんが書いているのだから、もう少し真面目な部分があっても良いような気がしますけどねぇ。刑法という視点でみるおとぎ話も面白いね。2013/02/28
雨巫女。@新潮部
9
タイトルに惹かれて読んだけど、面白かった。2011/02/18
tam_tam
3
昔話や童話の残虐性について書いてる本は結構みかけますが、刑法にあてはめてみるという切り口が面白かったです。討論口調で論議されたりと、読ませ方にも工夫がされてて、素人にも解りやすい内容です。冒頭のあらすじを読んでいると、「こんな話だったっけ?」ってことがままあったので、大人になった今、昔話を読み直してみたくなります。2014/10/18