内容説明
生粋の“株の世界の住人”の著者が示す、デリバティブズ・ビジネスの世界!特にエクイティ・デリバティブズの現場に携わる人間が実務面において知り得る知識・経験をもとに、トピックを紹介。入門書でも教科書でもなく、実践面で直面する事実を平易に説き起こします。
目次
第1章 デリバティブズの基礎知識(先物取引とは;先物価格の意味するもの ほか)
第2章 デリバティブズ取引の現場(デリバティブズ・ビジネスの参加者;オプションのヘッジトレード ほか)
第3章 デリバティブズ内包型商品の数々(新株予約権付社債;アセットスワップ ほか)
第4章 会計・法規制と切り離せないデリバティブズ取引(企業がデリバティブズ取引を行うと;昔のEB・カバードコールの利用法 ほか)
著者等紹介
三田哉[サンダハジメ]
みずほ証券エクイティグループマーケットソリューションズ室長。野村証券、バークレイズキャピタル証券を経て現職。エクイティ・デリバティブズにおいてクォンツ、トレーダー、ストラクチャラーと様々な経験を有する。1964年生まれ。東京大学大学院航空工学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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disktnk
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専門書には書かれていない、現場からのデリバティブ解説書。実際の業務の様子を知ることのできる良書だと思います。 まず、オプション取引をボラティリティ交換として説明しているところが非常に現場的です。簡単ではありますが、ブラックショールズ式を使ったボラの理論的な説明もあります。オプションのヘッジであるダイナミックヘッジなどは非常にわかりやすく参考になります。2011/01/11
Sakyu
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デリバティブについての入門書。金融機関に働いていなくてもある程度理解できる。流れが早い金融では出版が前のものであるが、どういった商品があるのか理解できる。2012/07/17
Pa
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デリバティブの仕組みについてdetail説明があったのと、各デリバティブの目的・意図などについて詳しく書いてあったのでとてもよかった。個人的にはコーラブルアセットスワップについてとても勉強になった。2010/12/14