内容説明
近年における少子化は、学校経営に多大な影響を与えています。そのため、学部の新増設、短期大学の縮小と大学・大学院への転換、特徴のある授業の実施、学校施設の充実等、学校法人の生き残りを賭けた施策が講じられています。本書では、このような経営問題に関心を持ちながら、学校法人の会計基準、会計実務等をわかりやすく解説しています。各節ではポイントを掲げ、理解を容易にするとともに、特に計算書類と勘定科目について具体的に詳述しています。今回の改訂にあたっては、日本公認会計士協会より新たに公表された「寄付金収入に関する会計処理及び監査上の取扱い」および「学校法人の合併又は学校の分離に係る会計処理について（中間報告）」にもとづく修正・追加等をしています。
目次
第１章 学校法人会計の概要
第２章 学校法人会計基準の概要
第３章 計算書類の種類と勘定科目
第４章 学校会計の特有の処理
第５章 知事所轄学校法人に関する特例
第６章 学校の予算
第７章 学校の監査
第８章 ディスクロージャーの充実
第９章 学校法人の合併または学校の分離
