出版社内容情報
金融商品に時価評価が適用され2度目の決算が過ぎた。国際的な流れは時価主義会計へ向いているが、果たして時価主義は正しかったのか。いまあらためて問い直す話題の書。
目次
なにが問題なのか、そして、解決の道はあるか
資産の評価と利益概念
時価とはなにか
有価証券の時価評価―株は時価でも、時価以下でも売れない
商品・製品の時価評価―カレント・コスト会計の誤解
土地の時価評価―「政治の道具」と化した会計
実体資本の維持と時価主義
時価主義会計の政治的・経済的背景
「金融商品の時価会計基準」を読む
時価主義は正しかったか〔ほか〕