内容説明
本来、愛されて育まれるべき子どもが、保護者から虐待を受け、場合によっては死に至っている事件が頻発している。死亡事件においても、周囲が虐待に気づき果敢な対応をとっていれば、命を落とさずに済んだケースは少なくないのではないか。警察官僚を経て現在は弁護士として活躍中の著者が、虐待される子どもの保護に社会がいかに取り組み、行動すべきかを、法整備のあり方までを射程に入れて提言する。
目次
1 虐待される子どもたちの現実(虐待の現状;子ども虐待に至るリスク要因;虐待が子どもに与える深刻な影響 ほか)
2 Q&Aで考える機関別の虐待への対応(社会全体で取り組むべき問題;学校・幼稚園・保育所ができること;病院ができること ほか)
3 虐待のない社会への提言(きわめて不十分な制度面からの保護;虐待の発見・救出に必要な施策;虐待を受けた子どもの治療とケアの実施 ほか)
著者等紹介
後藤啓二[ゴトウケイジ]
弁護士。昭和34年生。東京大学法学部卒業後、昭和57年4月警察庁入庁。内閣法制局参事官補佐、警察庁生活安全局理事官、大阪府警察生活安全部長、内閣参事官(安全保障・危機管理担当)等を歴任し、平成17年警察庁退職。現在、後藤コンプライアンス法律事務所代表。警察庁勤務時、ストーカー、DV、トラフィッキング、子ども虐待等子どもと女性を守るための対策を警察が積極的に取り組むことを打ち出し、ストーカー規制法、児童ポルノ禁止法、大阪府安全なまちづくり条例等の立案・制定に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きくえ
ひい
02235