内容説明
UボートIX型は長距離用潜水艦として開発され、第二次大戦の最初から最後まで、ドイツ海軍潜水艦戦力の屋台骨を支えた。XXI型は第二次大戦中に開発され、実用化された潜水艦のなかで、最も進歩的なUボートだった。この潜水艦は全面的に流線形化されて水上艦船の大多数よりも高い速度で水中航走することができたが、あまりに先鋭的な設計と大戦末期の混乱から実戦出撃に進んだ時期が遅すぎて、戦局に影響を与えるには至らなかった。同じく流線形の未来型なデザインを採用され、技術的に進歩していたXXIII型は、第二次大戦でUボートによる最後の撃沈戦果をあげた。武装は魚雷2基のみであった。シリーズVol.5『ドイツ海軍のUボート1939‐1945』に続き、Uボート潜水艦のその後の発達と活動を記述した一冊。
目次
IX型
武装
魚雷
機雷
ロケット弾
フォッケ=アハゲリス
その他の標準的な装備
X型
XB型
XXI型
XXIII型
WA201型
XVIIB型
外国海軍の潜水艦
小型潜航艇
著者等紹介
ウィリアムソン,ゴードン[ウィリアムソン,ゴードン][Williamson,Gordon]
1951年生まれ。現在はスコットランド土地登記所に勤務している。7年間にわたり憲兵隊予備部隊に所属し、ドイツ第三帝国の勲章と受勲者についての著作をいくつか刊行し、雑誌記事も発表している
パルマー,イアン[パルマー,イアン][Palmer,Ian]
3Dデザインの学校を卒業し、多くの出版物のイラストを担当してきた経験の高いデジタル・アーティスト。夫人と共にロンドンで暮らし、制作活動を続けている
手島尚[テシマタカシ]
1934年沖縄県南大東島生まれ。1957年、慶應義塾大学経済学部卒業後、日本航空に入社。1994年に退職。1960年代から航空関係の記事を執筆し、翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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