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独ソ戦車戦シリーズ
ノモンハン戦車戦―ロシアの発掘資料から検証するソ連軍対関東軍の封印された戦い

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  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784499228886
  • NDC分類 391.26
  • Cコード C0076

内容説明

1939年7月3日。日ソ両軍はノモンハンの荒野で近代的戦車戦を世界で初めて経験した。ロシア人研究家が最新資料からイデオロギー色を廃して独自の視点で検証。残された記録から日本軍の攻撃に苦戦を認める赤軍実戦部隊の「肉声」を紹介し、これまでソ連軍機甲部隊の圧勝を伝えられてきたノモンハン戦の実像を、投入された両軍の戦車・機材・装備類を鮮明に捉えた記録写真とともに紹介する。日本初公開写真・資料を多数掲載。

目次

第1章 関東軍
第2章 ソ連第57特別軍団
第3章 モンゴル人民革命軍
第4章 紛争の原因
第5章 5月の戦い
第6章 新たな戦いに向けて
第7章 1939年7月の戦闘施
第8章 1939年8月の戦闘
第9章 ノモンハン戦の総括

著者等紹介

コロミーエツ,マクシム[コロミーエツ,マクシム][Коломиец,Максим]
1968年モスクワ市生まれ。1994年にバウマン記念モスクワ高等技術学校(現バウマン記念国立モスクワ工科大学)を卒業後、ロシア中央軍事博物館に研究員として在籍。1997年からはロシアの人気戦車専門誌『タンコマーステル』の編集員も務め、装甲兵器の発達、実戦記録に関する記事の執筆も担当。2000年には自ら出版社「ストラテーギヤKM」を起こし、第二次大戦時の独ソ装甲兵器を中心テーマとする『フロントヴァヤ・イリュストラーツィヤ』誌を定期刊行中。最近まで内外に閉ざされていたソ連側資料を駆使して、独ソ戦の実像に迫ろうとしている

小松徳仁[コマツノリヒト]
1966年福岡県生まれ。1991年九州大学法学部卒業後、製紙メーカーに勤務。学生時代から興味のあったロシアへの留学を志し、1994年に渡露。2000年にロシア科学アカデミー社会学・政治学研究所付属大学院を中退後、フリーランスのロシア語通訳・翻訳者として現在に至る。また、マスコミ報道やテレビ番組制作関連の通訳・翻訳にも多く携わっている

鈴木邦宏[スズキクニヒロ]
1958年5月、愛知県豊橋市生まれ。愛知県立豊橋工業高校建築科卒。有限会社ファインモールド代表取締役。小学校高学年のころから戦記物に興味を持ち、多読するのちに専門的な研究へと至る。ミリタリーモデラー専門誌『アーマーモデリング』(大日本絵画刊)に「帝国陸軍機甲部隊の塗装と識別標識」を連載
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

5
「ノモンハン=ジューコフが生涯で最も苦戦した戦い」という「日本スゴイ」論者が大好きな与太を、帯のアオリ文と訳者あとがきに堂々と書き連ねているのが最大のノイズ。本文ではそんなこと一言も触れられてないのに…これ、絶対コロミーエツの承諾を取ってはいないはず。訳者か編者か知らぬが、国辱ものの背信行為と思う。実際、ジューコフは戦後のインタビューでも一貫して「日本とドイツは共に手強い敵手だった」と語り、日本だけを持ち上げるようなことはしていない(寧ろ、日本の戦車や砲などの技術レベルに対する評価は恐ろしく低い)。2022/04/29

蛇の婿

3
私はこのへんの知識に関してはド素人なので、写真が多かったのはありがたかったです。資料としてはいい本なのではないかという気がしますが、ほかに比較できるほどこの手の本は読んでいないので、『ロシア側の資料』のひとつ、としか言うことが出来ないのが悲しいところ。…戦車の損害の90パーセントは野砲と「火炎瓶」というあたり、当時の日本軍がいろんな意味で凄かったんだなぁ、と言うのがわかります…情けない、という意味での凄さも、それでもここまでやったのかよ、と言う意味での凄さも…2013/11/09

ペンギンTAKA

2
ノモンハンの発端から8月の総攻撃までソ連側の視点で詳しく書かれている。多数の写真、ソ連軍の報告レポート等、見所も多い良書。2011/04/09

ロードスの騎士

2
ソ連側も大損害を受けていた。特に指揮官がジューコフに変わる前は、戦力差がそんなに開いてないこともあり、大損害を受けている2009/04/21

Tのひと

1
写真が多くソ連側の資料が多いものの細かい話は少ないので他のノモンハンの本に対する副読本としてオススメ2013/06/26

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