出版社内容情報
ロシア革命の混乱のなかで、フィンランドは民族国家として生まれた。フィンランド空軍は1919年、帝政ロシアからの独立戦争さなかに誕生した。そして義勇兵としてスウェーデンから馳せ参じたフォン・ルーセン伯爵が持ち込んだ機体に描かれたルーセン家の幸運のシンボル「青い鉤十字」が空軍の国籍標識となった。第二次大戦中、二度に渡るソ連の侵攻を撃退したフィンランド空軍は、その人口比では世界でもっとも多くのエースを輩出した。しかしこの北∃一ロッパ最強の戦闘機隊は、英、米、独、伊、仏、ソ、そしてオランダからかき集めた雑多な機体から構成されていた。開戦当初、フィンランド空軍は他の国では活躍しえなかったバッファロー、フィアットG.50、モラヌ=ソル二エMS406などの戦闘機を駆使し、驚くべき戦果をあげつつ、戦いの後半、ドイツの名機メッサーシュミットMe1O9を得て、その活躍は最高潮に達する。
内容説明
ロシア革命の混乱のなかで、フィンランドは民族国家として生まれた。フィンランド空軍は1919年、帝政ロシアからの独立戦争さなかに誕生した。そして義勇兵としてスウェーデンから馳せ参じたフォン・ルーセン伯爵が持ち込んだ機体に描かれたルーセン家の幸運のシンボル「青い鉤十字」が空軍の国籍標識となった。第二次大戦中、二度に渡るソ連の侵攻を撃退したフィンランド空軍は、その人口比では世界でもっとも多くのエースを輩出した。しかしこの北ヨーロッパ最強の戦闘機隊は、英、米、独、伊、仏、ソ、そしてオランダからかき集めた雑多な機体から構成されていた。開戦当初、フィンランド空軍は他の国では活躍しえなかったバッファロー、フィアットG.50、モラヌ=ソルニエMS406などの戦闘機を駆使し、驚くべき戦果をあげつつ、戦いの後半、ドイツの名機メッサーシュミットMe109を得て、その活躍は最高潮に達する。
目次
1章 冬戦争
2章 1941年フィンランド軍の攻勢
3章 レンドリース機との戦い
4章 フィンランド湾の戦闘
5章 1944年ソ連軍大攻勢
6章 トップ・エース列伝
付録
カラー塗装図
パイロットの軍装
著者等紹介
ケスキネン,カレヴィ[Keskinen,Kalevi]
フィンランド国防省に勤務ののちフィンランド空軍史の研究家となり、第二次大戦前から終戦時までの写真資料を収集。カリ・ステンマン氏と共著で発表した、『フィンランド空軍史』をはじめとする数多くの著作は、ふたりの粘り強い調査と搭乗員本人への取材の積み重ねから生まれたものである
ステンマン,カリ[Stenman,Kari]
カレヴィ・ケスキネン氏とともにフィンランド空軍研究の第一人者として知られる。フィンランド空軍機とパイロットの記録を克明に調査し、ケスキネン氏とのコンビで1960年代後半から数多くの著作を発表。フィンランド国内はもちろん、海外でも大きな関心と高い評価を得ている
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