内容説明
ちょっぴりあまのじゃくなおばあちゃんは四人の孫たちのために「いじわる教室」をひらくことにしました。その授業の中味とは…?小学校低学年から。
著者等紹介
宮川ひろ[ミヤカワヒロ]
群馬県に生まれる。金華学園教員養成所卒業。新日本童話教室に学んだ後、「びわの実学校」に投稿。赤い鳥文学賞他、数々の賞を受ける
小泉るみ子[コイズミルミコ]
北海道に生まれる。早稲田大学文学部卒業後、絵を描き始める。「小泉るみ子四季の絵本」シリーズ(ポプラ社)で、故郷を舞台に北の大地の四季を透明感あふれるタッチで描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
21
都会っ子たちが親抜きでおばあさんの住む田舎に招待されて、ちっとした体験学習をするお話です。 どれもやったことのない様々なものに挑戦、昔はこんなだったと貴重な体験でした。 自分からすると電化生活が始まる前の昭和を感じてしまいます。 この子たちの親も体験すると良いかも。2023/11/03
みさどん
13
ちょっと本題はこじつけかな。あまのじゃくって頭にくるようなひねくれもんでしょう。おばあちゃんはそう名乗るけれど、そうじゃない。古き良きものにふれるとか身体を動かして生活を楽しむってことを、どんどんさせていってくれる。長い廊下のぞうきんがけや、火たきや、草刈りなんてやらせたくてもできない環境ばかりだもの。五右衛門風呂には、入った経験ありの私。みんなにも味わってほしい。2016/09/12
遠い日
6
「かんぱい!」シリーズ9。「あまのじゃく」の意味がいいですね。おばあちゃんの提案の「いじわる教室」に参加した4人の孫たち。田舎のおばあちゃんちで初めての体験をいくつもします。昔の暮らし、手間のかかる家事や作業を通して学ぶことは多く、そのぶん達成感や充実感を覚える4日間でした。スイッチひとつで機械がやってくれる家事や仕事の奥にあるものが見えます。2024/02/02
ひの
3
かんぱいシリーズと、ちょっとまた感じは違うけど。。けど、お話自体は素敵でした。あまのじゃくというより、いじわるというより、日本の古くからの文化を子供に体験させようと頑張ってくれるおばあちゃんのお話の様に思えた。田舎の子でもこんなことしないというようになった事が沢山。。。最後もそのまんま打ち上げでカンパーイ!2016/04/02
うにまめこ
2
【子どもの読書記録】 シリーズ5冊目となりました。 今回はおばあちゃんの家にお泊まり。 おばあちゃんが「いじわる教室」を開いてくれます。 内容は、草刈り、洗濯、五右衛門風呂の掃除にお風呂の水汲み、ご飯作り、そして竹馬。 五右衛門風呂とか、洗濯板とか、水汲みとか、 私でもやったことはない。 私もできないから、私の子どももそんな体験は 意識してさせないと、こういう体験はしないんだろうなー、 ということを、親として考えさせられる一冊でした。2020/02/11