出版社内容情報
はずかしがりやのゆうなちゃんには友だちがいませんでしたが……きょう、友だちができました。はじめて友だちができた日の絵本。
得田 之久[トクダ ユキヒサ]
著・文・その他
種村 有希子[タネムラ ユキコ]
イラスト
内容説明
「おともだちはね、りなちゃんっていうの」はずかしがりやのゆうなちゃん。はじめてのおともだちに、むねがふくらみます。子どものまっすぐな気持ちを描いたおはなし。
著者等紹介
得田之久[トクダユキヒサ]
1940年神奈川県横浜市生まれ。明治学院大学社会学部在学中から昆虫をテーマにした絵本を描き始める。絵本に『くろねこさん しろねこさん』(産経児童出版文化賞、童心社)など多数
種村有希子[タネムラユキコ]
1983年北海道釧路市生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。2012年に第34回講談社絵本新人賞を受賞。受賞作『きいのいえで』(講談社)で絵本作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りーぶる
29
素敵な絵本でした。絵が可愛い。まもなく娘が経験するであろう世界を、少しだけ読ませてもらった気分。おともだちできたの、って初めて娘に言われたら、きっと私は泣いてしまう。おともだちができて、笑顔が増えれば、その笑顔に誘われてともだちが増えていく。そういう経験をしてくれたら私は幸せ。娘も「もうすぐ、ようちえん、いくんだねー」とニコニコ。楽しい所だという認識はできているようです。楽しみだねー。(2歳7ヶ月)2019/02/17
くぅ
22
はじめてお友だちができる話。息子も少しずつ同じ組みの子の名前を覚えています。仲よくできるお友達が見つかるといいね。(4歳1ヶ月)2021/06/12
みさどん
22
なんともかわいいお話と絵。初めてできた友達はなにものにもかえがたい。その様子がたくさん描かれていて、その気持ちを周りの大人は大切にしてあげないといけないなと思わされる。社交的ではない自分、大人になって新しく友達ができるって珍しいことなので貴重だ。2018/08/01
ヒラP@ehon.gohon
22
初めてお友だちができた喜びと興奮が伝わってきます。 入園して新鮮な気持ちのなかで子どもの成長していく姿が微笑ましく感じられました。 大きくなったら、こんなに話してくれなくなるのだから、大切にしたい子どもとのふれあいも感じました。 懐かしいな。2018/07/10
anne@灯れ松明の火
20
新着棚で。原画展の案内をFBで見て、気になっていた(遠いから行けなかったが)種村有希子さんの絵、優しく、かわいらしい。引っ込み思案のゆうなちゃんに、声をかけてくれたりなちゃん。何気ない一言が宝物に思える気持ち、わかるなぁ。うれしくて仕方ない様子が伝わってくる。その小さな喜びがゆうなちゃんを少し成長させる。さらに友達の輪が広がりそうな終わり方もいい。得田さん、既読の作品とは雰囲気が違って、こういう話も書かれるのだなと思った。2018/04/30