内容説明
泣き声で仲間に命令をする、シルバースポット。シートンが、カナダのトロントで出会ったとき、すでに、二〇年以上も群れのリーダーであり続けていました。傑出した野生動物の生涯を、かんけつに語ります。
目次
1章 人とそっくりなカラスの社会
2章 知恵を伝えるシルバースポット
3章 にがてな夜の敵
ムササビ先生と読む「カラスのシルバースポット」
子どものための野生動物の劇
著者等紹介
シートン,アーネスト・トンプソン[シートン,アーネストトンプソン][Seton,Ernest Thompson]
1860年8月14日、イギリスの港町サウス・シールズに生まれる。1866年に家族といっしょにカナダの開拓農場に移住。動物物語をつぎつぎに発表。1946年10月23日、アメリカのニューメキシコ州、サンタフェの自宅で没す
今泉吉晴[イマイズミヨシハル]
1940年東京生まれ。動物学者。山梨と岩手の山林に山小屋を建て、小哺乳類の観察、研究をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
33
子どもの頃大好きだったカラスの賢者、銀の星。今泉さんの訳&様々なほかの情報を満載して一冊になっています。シートンのことカラスに対する情報からまで、トリビアをたくさん仕入れることができました。特に、子供向けにシートンらが作ったらしい劇は初めてみました。いやあ、このシリーズ良いなあ!ほかにもありそうなのでぜひ探してみよう!2019/12/05
hinata
2
シートン動物記、図書館へ行くたびに一冊づつ借りてます。今回はカラスのシルバースポット、長年の経験の積み重ねと知恵によって20年い以上も群れを率いる良きリーダーとしての活躍が書かれている。最後は悲しい結末になるが偉大なリーダーだったことに間違いはない。後半は子供のための野生動物の劇が載っていた。シートンは人は動物たちにとって脅威でしかないと感じていたようだ、人と野生の動物たちとの共存を考えるべきだ。2021/10/24
みやや
0
★★★★☆2022/06/27