内容説明
人は理論よりも気分で投資する!世界最高の頭脳たちが解き明かした「お金」と「意思決定」に関する最新の知見。
目次
第1部 なぜ「非合理」な決定をしてしまうのか―「お金」と「意思決定」に関する最新の知見(それを選ぶと思っていた!;数学的には正しいけれど;商売の鉄則 ほか)
第2部 行動ファイナンスを利用した金融サービス(クオンツ・マーケティング;安全第一の投資手法;金融心理工学に基づく商品 ほか)
第3部 神経経済学の挑戦―ここまでわかった!感情の湧き起こる場所(脳研究の技術;喜びの回路;恐怖を支配するアーモンド ほか)
著者等紹介
大庭昭彦[オオバアキヒコ]
野村證券金融工学研究センター主任研究員、日本証券アナリスト協会検定会員。アクサ・ローゼンバーグ証券投信投資顧問株式会社社外取締役。東京大学計数工学科にて、脳の数理理論「ニューラルネットワーク」研究の世界的権威である甘利俊一教授のもとで学士号を取得、修士課程では「ネットワーク理論」を研究。1991年、東京大学を卒業後、国内のシンクタンクへ入社。米国サンフランシスコの投資工学研究所などを経て、1998年に野村證券金融経済研究所に転籍、現在に至るまで、主にファイナンスに関わる著作を継続して執筆している。2000年、証券アナリストジャーナル賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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そんれい
2
人間のお金に関する意思決定に関する内容で、「なぜ非合理な決定をしてしまう」かという「行動ファイナンス」が、分かりやすく解説されてます。これを見るとアマゾンや楽天でのショッピングの落とし穴に気がつくことでしょう。2019/02/03
Susuchan18
1
☆☆★★★難し過ぎた、、、自分には2018/04/28
楽天家業
1
行動経済学の基本事項が事例を用いて紹介されている。FP的視点に立てば、「ビヘイビアル・ポートフォリオ・セオリー(BPT)(希望と恐怖の支配)」、「元本保証ストラテジー(リスク性資産への投資割合の考え方)」、「ヘドノミクス(幸福量最大化)」「プリティ・スマートデフォルト法(最適なデフォルト判断)」「アセットデディケーション(出口戦略からリスク資産への投下割合の判定)」「SAFEMAX理論(安全な取り崩し率の設定)」「ドスパート・スケール(リスク許容度判定)」等について書かれた部分が非常に興味深かった。2011/05/18
最終バック九番手
1
第Ⅰ部と第Ⅱ部は「まぐれ」「予想どおりに不合理」と同じ内容で翻訳じゃないぶん読みやすいかも、ぐらいの差しかない…第Ⅲ部は脳についての分析…参考文献:あり…発行:2009年3月19日…本体1600円2009/06/21
J_L_B_459
1
新人投資家の陥りがちな心理を抉ってくれる本2009/04/07