それでも金融はすばらしい―人類最強の発明で世界の難問を解く。

個数:
電子版価格
¥3,080
  • 電書あり

それでも金融はすばらしい―人類最強の発明で世界の難問を解く。

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月24日 03時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 473,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492654583
  • NDC分類 338
  • Cコード C3033

出版社内容情報

2013年にノーベル賞を受賞した著者の最新刊。金融資本主義に関わる全ての人に金融を通じてよい社会を作ることの大切さを示す。

金融にもいろいろ問題はあることは間違いない。

でも私たちがこれほど豊かな生活を送ることができているのは、
金融という仕組みのおかげだ。

経済危機が起きたからといって、金融が成し遂げてきた成果を
忘れてはいけない。

金融の民主化――より多くの人が金融という仕組みを
利用できるようにすること――を適切に進めることで、私たちは
もっと良い社会を構築することができる。

その際に、大きな役割を果たすことが期待されるのが、金融関係者だ。

金融で良い社会を作るかどうかは、かれらの働きにかかっている。

本書では、かれらが果たすべき責任と役割を示し、世の中に充満している
金融への不安に対する対処を述べる。

ノーベル賞経済学者が金融のすばらしさを高らかに謳った、関係者の必読書。

序 章 金融、財産管理、そしてわれわれの目標

第1部 役割と責任

第1章 最高経営責任者(CEO)
第2章 投資マネージャー
第3章 銀行
第4章 投資銀行
第5章 住宅ローン業者と証券化業者
第6章 トレーダーとマーケットメーカー
第7章 保険業者
第8章 マーケットデザイナーと金融エンジニア
第9章 デリバティブ業
第10章 弁護士とファイナンシャルアドバイザー
第11章 ロビイスト
第12章 規制当局
第13章 会計士と会計監査
第14章 教育者
第15章 公共財ファイナンス
第16章 経済安定化の責任を負う政策立案者たち
第17章 信託業と非営利団体
第18章 慈善家

第2部 金融への不安

第19章 ファイナンス、数学、美
第20章 ビジネスマンと理想主義者はちがう人種か
第21章 リスクを取ろうとする衝動
第22章 因習性と馴染み深さへの衝動
第23章 負債とレバレッジ
第24章 金融に内在するいかがわしさへの不幸なインセンティブ
第25章 金融投機の意義
第26章 投機バブルと社会へのコスト
第27章 格差と不公正
第28章 慈善の問題
第29章 金融民主化の成果――資本所有の分散
第30章 大いなる幻影、今昔

終章 金融、権力、人間的価値観

【著者紹介】
ロバート・J・シラー
ノーベル経済学賞受賞者、イェール大学教授
イェール大学経済学部教授。1972年にMITで経済学のPh.D.を取得。「資産価格の実証分析」を評価され、2013年にノーベル経済学賞を受賞。2000年に刊行された『投機バブル 根拠なき熱狂』は、アメリカのITバブル崩壊を予言した書としてベストセラーとなった。同じくノーベル経済学賞を受賞(2001年)したジョージ・A・アカロフとの共著『アニマルスピリット』も、サブプライムローンに端を発する金融危機を理解する書物としてベストセラーとなった。

内容説明

CEO、投資マネージャー、銀行員、弁護士、保険業者、会計士、規制当局、トレーダー、慈善家。みな、よりよい社会の実現にかかわっている。すべての金融関係者に勇気と希望を与える書。

目次

序章 金融、財産管理、そしてわれわれの目標
第1部 役割と責任(最高経営責任者(CEO)
投資マネージャー
銀行
投資銀行
住宅ローン業者と証券化業者 ほか)
第2部 金融への不安(ファイナンス、数学、美;ビジネスマンと理想主義者はちがうのか;リスクを取ろうとする衝動;因習性と馴染み深さへの衝動;負債とレバレッジ ほか)

著者等紹介

シラー,ロバート・J.[シラー,ロバートJ.] [Shiller,Robert J.]
イェール大学経済学教授。1972年にMITで経済学のPh.D.を取得。「資産価格の実証分析」を評価され、2013年にノーベル経済学賞を受賞。2000年に刊行された『投機バブル根拠なき熱狂』は、アメリカのITバブル崩壊を予言した書としてベストセラーとなった。同じくノーベル経済学賞を受賞(2001年)したジョージ・A・アカロフとの共著『アニマルスピリット』も、サブプライムローンに端を発する金融危機を理解する書物としてベストセラーとなった

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程、マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務する一方で、科学、文化、経済、コンピュータなどの幅広い分野で翻訳・執筆活動を行っている。著書・翻訳書多数

守岡桜[モリオカサクラ]
翻訳家。共訳多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

99
この本は、筆者がのノーベル経済学賞を受賞したので、このような立派な装丁にして緊急出版されたのだと思います。内容はどちらかというと学術的なものではなく、時評的なものになっています。なぜ出版社はこのようなことをして読者が離れていくことをするのでしょうか?持って歩くのも大変ですし、同じ著者の日経から出ている「新しい金融秩序」のほうが良心的だと感じます。2016/02/28

21
金融がいかに社会に貢献しているかを述べた本です。前半で金融に関わる職業の役割を概説し、後半では金融の課題と改善案を語っています。現在の金融システムには不備があるものの、改善や金融の民主化を進めていけば、もっと多くの問題に対処できるという著者の意見に概ね賛同します。訳者は、メキシコの石油流出事故の被害を過小評価したり、リーマン・ショックを起こした業界に同情的だったりする著者の姿勢を少し疑問視していますが、全部含めて新しい視点として参考になりました。金融関係の人は勿論、金融嫌いの人が読むのもアリでしょう。 2015/02/06

壱萬弐仟縁

16
2012年初出。 第14章教育者、第18章慈善家、 第27章格差と不公正、第28章慈善の問題 がさしあたりの優先テーマ。 第14章 1881年米国発のビジネススクールはジョセフ・ ウォートンがペンシルベニア大学に設立(212頁)。 ビジネス教育は、ある程度は職業教育でなくてはならぬ(216頁)。 第18章 何となくこの著者の考えと僕の考えは符合しない。 慈善もエゴイズムの発露(252頁)とは承服できない。 儲けたカネで社会を良くしようと思うのがふつうでないか。  2014/03/29

羊山羊

12
本著の本質は、金融×人類史だ。只の金融擁護本ではない。金融擁護の本としてみると、その金融者に奮起を促す様や、若干匂うルサンチマン的な態度がどうにも警戒心を呼び起こして凡々な1冊になってしまう。本著中のアニマルスピリットや金融の民主化、といった個々のアイデア、指摘は人類史を著者の観点から覗き見た1冊と思って読むと、そのポジティブな未来視、巨視的な観点が凄く腑に落ちる1冊。個人的にはタイトルを頭から振り払って読むべき本だと思った。2021/02/03

青緑 空

7
金融資本主義をひたすら擁護している。そして昨今、金融至上主義が敵視されていることも理解していると何度も出てくる。それでも金融は素晴らしものだ、金融のシステムがなければ現在のような豊かな社会は出来上がってないと主張する。世界規模の大災害があっても経済的な被害が少なくて済んでいるのは金融のおかげだと。大恐慌があってもそれに対応したシステムが構築され、常に良くなっていると言っているが、まるで説得力がない。信頼して欲しいのなら、ぜひ、待ったなしの地球規模の環境問題を解決するよう金融をコントロールしてもらいたい。2022/04/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7842963
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。